Jディスプレイ、液晶と有機EL統合 JOLEDを子会社化
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<追記>
JOLEDは、実態、債務超過の可能性もあり、どういう株価前提でINCJが売却したか、それで、どれだけJDIのB/Sが負担になるか不明である。仮に、高値で売却したなら、INCJはプラスでEXITとなるが、JDIはマイナスであり、そこにINCJが資金投入というのはややこしい話だ。
<元>
まあ、これで、少しはスッキリする。JDIは15%しかないのに、JOLEDの赤字を負担しており、これが本来の姿。いっそ清算すればよい。しかし、実態、債務超過の可能性もあり、どれだけマイナスになるか。そもそもなぜ分けていたのか、というとJDIは中小型、JOLEDは中大型、と狙っているセグメントが異なっていたし、JDIは液晶で量産中、JOLEDは印刷方式有機ELで開発中、とフェーズも異なっている。
JDIは当座の資金を産業革新機構から引き出すために渋々、この子会社化を飲んだのだろうが本来ならあんまり気が乗らない話なのだろうなあ。
小型中型から更に大型まで戦線を拡大させることになるわけだが・・・。
追記
明豊さんの指摘は面白い。確かに、パナソニックはかなり方針が右往左往したように思う。IPSアルファテクノロジもTMDもPDPも結局、やりきれなかった。他社とのアライアンスもうまくいかず・・・。この15年、日本の電機産業をとっちらかしたのは良くも悪くもパナソニックだと思っている。
ディスプレーでいえば、PDPに注力しながら途中から液晶にも参戦し結果的にシャープは苦しくなった。中小型も東芝と合弁を組んで再編の先陣を切ったが主導権を発揮せず。有機ELもやるやると言いながら引き延ばし、ソニーとくっついて今に至る。
電池ほしさに三洋電機を丸ごと買収、三洋の電池のトップだった本間さんが何の因果か今はJDIのCEOに。半導体も旧ルネサスを振り回した。
そしてパナの津賀社長はBツーBにご熱心。中村元社長の「破壊と創造」がもたらしたものはほんとに大きい。