同級生の死…医療の専門家でも、がんの「死に際」はわからない
読売新聞
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呆けるか呆けないかはともかく、「死ぬならガンがいい」といろいろな形の死に関わってきてそう思うようになりました。
>がんならば、死ぬ時を予期できる。それに向かって死ぬまでの行程表が頭で描けると思った
自分もそう思っているところがあります。
そして、最後の段落はとても大切なことだと感じています。今年母を亡くして、4人家族だった子供の頃の記憶のうち、残ったのは私だけになってしまいました。
3人共、死に目にあえない急なお別れでした。そんなに急にいなくならなくてもいいのに、って思うけど、こればかりは運命ですよね。
私は死ぬのが恐いと思ってたんですが、もう淋しくはないかな、と思っています。生死は表裏一体であり、生き方上手は死に方上手です。最高の死を迎える準備が出来ている人は、最高に輝く人生を歩んでいます。問題は自分がいつ死ぬかわからないと、ついつい遠い未来に違いないと思いがちなことです。そう考えると死が意識されなくなり、同時に生も意識されなくなり、惰性で生きるようになります。
でも自分がいつ死ぬかなんて誰にもわかりません。そんなわからないものに備えるには、いつ死んでも良いように生きるしかありません。明日死んでも良いし100歳まで生きても良い。そう思える人は、人生が最高に輝いている人です。そう思えない人はやり残したことを早めにやっておくことをお勧めします。いつ何が起こるかわかりませんし、それが人生を輝かせる近道だからです。