【独自】社名の由来はX JAPAN。国境を超える「空のユニクロ」
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格安航空会社のエアアジアの国際便を運行する「エアアジア・エックス」。実はこの社名の由来は、かのロックバンドの、X JAPANから来ていることを、私もはじめて知りました。
同席した、アナリストの川端が「それ本当の話なんですか?」と、トニーフェルナンデス本人に突っ込んでいたのが面白かったです。でもX JAPANのどの曲が好きなのかとか、そこまでは、踏み込む時間がなかったようで。。。
ちなみに今回のエアアジア取材では、羽田空港発(深夜)ークアラルンプール(早朝)という航空便を、予約しました。約7時間のフライトで、片道のチケット料金で2万円弱でした。が、広めの座席のために、追加料金を払いました。
先進的な試みで知られるシンガポールですが、格安航空についてはエアアジアのトニーが上をいっていたことがよく分かる。スマートシティやイノベーティブシティと呼ばれるシンガポールですが、これについては、トニーに対して強く抵抗。しかし、最終的にはシンガポールの消費者の声が勝ち、政府も参入を認めざるを得なくなった。
シンガポールの場合は、飛行機に乗る=外国に出るという国。シンガポール=クアラルンプールは、1時間おきにマレーシア航空とシンガポール航空がシャトル便状態で飛行機を飛ばしているなかに、エアアジアが参入。この2カ国の人の移動は本当に頻繁で、通勤できると言うと、というと少々大げさですが、日帰りは当たり前ですし、国境の存在はイミグレーションのときに感じる程度。ハブ空港としてのチャンギも魅力的。これをきっかけに、エアアジアが「アジアの空の改革者」として飛躍したと言えるでしょう。
ライドシェアのグラブもそうですが、マレーシアには時々、規制を打ち破るような起業家が登場して、マレーシアだけでなく、東南アジア・アジアワイドな事業展開をする人がいます。
長距離路線を飛ばすエアアジア・エックスの社名の由来がX Japanという話は聞いたことがあるのですが、日本人向けのリップサービスかもしれないという疑問を持っていたので、これを機会に本人に直撃。2度聞き直しましたが、本当にそうだ、とのこと。No Music, No Lifeというトニーらしい社名の付け方。
第1話はこちら
日本の航空業界には「ユニクロ」が存在しない
https://newspicks.com/news/1933073シンガポール参入の新聞のくだりは抜群に面白いですねー。それにしてもマーケティングのセンスがすごい。一歩間違ったら国単位で出入り禁止レベルのクリエイティブでしょう。新聞社もよく考査を通しました。
広告が法律を変える、規制を緩和させる事が出来るケーススタディでもあります。なかなかお目にかかれません。