【新】日本の航空業界には「ユニクロ」が存在しない
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こちらのインタビュー、私も同席をしました。移転してまだ2週間の真新しい社屋「RedQ」は開放的でおしゃれ。社員も生き生きと働いていました。トニーは写真にある雰囲気そのままの人で、とてもフレンドリー。周囲の社員にも分け隔てなく声をかけ、社員も「ヘイ、トニー!」と呼んでハイタッチ。マレーシアをはじめ就航先のASEAN各国の若い人の間では、人気の就職先の一つ。
創業の2001年は私がマレーシアに滞在していた時期(2000〜06年)。最初はマレーシアの人たちも、なかなか使いませんでしたが、その安さを体験する人が増えると、みるみるうちに拡大。私も創業初期にマレーシアの国内線に乗ったことがあり、その価格に驚きました(当時は記事にあるように座席していなく、順番に乗り込む方式)。
今回の取材では、クアラルンプールからシンガポールに帰るときの片道でエアアジアを利用。2400円ちょっとで座席指定料金や空港使用料など全てコミコミ価格。自宅からチャンギ空港までのタクシー代と同じぐらいでした・・・私はASEAN近隣国への出張も多いのですが、エアアジアをはじめとしてLCC各路線ともフルキャリアに比べて半額以下というのが普通。
エアアジアは、トニー・フェルナンデスという異能の経営者のもとで成長し、それが「アジアの人の移動の革命」にもつながりました。
なお、マレーシアはエアアジアに限らず、海外展開を積極的に行い、新興国では知られた存在になっている企業が少なくありません。以前、ヘルスケア系の企業では下記をとりあげました。この視点からもっと注目されるべき国ですが、あまり知られていないのは少し残念です。
「三井物産も出資するマレーシア生まれの巨大病院ビジネス」
https://newspicks.com/news/1405036
本日から3日間、「アジアの空の改革者」のロングインタビューを是非お読み下さい。これまでの成長ストーリー、いくつかの課題、そしてトニーの今後のビジョンなどに触れらています。日本では高速バスがLCCの役割を果たしてますね。JAL/ANA傘下の偽物LCCしか存在しないので、新幹線も高止まり料金のまま。さて本当に資金力勝負で勝てるのか。
安い、機能的、ムダがない。まさに「空のユニクロ」のような存在である、アジア最大の格安航空会社エアアジア創業者をインタビューしました。
一緒に現地取材をしたNewsPicksの川端さんは、シンガポールーマレーシア間の航空チケットを、わずか2400円ほどでエアアジアで購入していました。私にとってはギョッとする金額でした。
2017年初頭に、そんな彼らが、日本に再参入します。それを見据えたエアアジアの物語を、合計3回にわたって描いていきます。