新時代の働き方は「アジャイル+ワーク・ライフ・ミックス」
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ワークライフバランスがいまだに、ワークとライフのバランスを保つこと、どちらもほどほどに頑張るみたいな認識があり、棲み分けをしようとする考えがある中で、ワークライフミックスというのは一つの解かなと思います。
線引きをしてどこからどこまでワーク、ライフお区切るのではなく、一つの鍋にワークもライフも入っていると考える。いろいろなダシがあるから鍋が美味しくなるように、ワークとライフが相乗効果を作り出し、お互いがあるからよりお互いが充実していくという考え。
大切なのは、鍋を食べる早さも食べる量も調整するのは食べる私たちそれぞれだということ。量をいっぱい食べることが偉いわけでも、早く食べることが偉いわけでもない。
次から次へとおかわりを入れようとする店員(上司やハウスワーク)に自分でストップをかけられることが大切かなと感じます。最近自身のブログで考察したのですが、働き方の選択肢が増え、自由度が高まると、その分自分で考えて生活を構築する技術が必要になります。
しかし、多くの人はその技術がなく、周りに振り回されているように思えてなりません。
ちなみに自分も振り回されてしまっている人間です。
http://oi-kore.blog.jp/archives/67383689.html個人や少数の人間で行う趣味の範疇のものごとは、大抵はそもそも「アジャイル」でなされる。試行錯誤の連続で軌道修正しながらさっさと行われる。それがテクノロジーによって組織による経営に於いても可能になったに過ぎない。企業にしてみれば、従来、ウォーターフォールで慎重に進めなければ出来なかったことが、個人の趣味と同じように、物事を進めることが出来るようになったのだから、これを採用しない理由はない。逆に採用しなければ、取り残されたしまうだけだ。
しかし、その結果もたらされるワーク・ライフ・ミックスは、本稿にもあるように個人にとって必ずしも良いものとは言えない状況にもなりうる。もちろん、好きなことと仕事が一致している人にとっては、場所や時間に縛られないことのメリットは大きい。しかし、多くの人にとって、仕事とは、我慢との引き換えにお金を貰うための行為でしかなく、仕事と生活の境界線を引けないことは苦痛以外の何物でもない。
そして、仕事はお金を得るために我慢してすることと考える人たちほど、アジャイルの世界では、小さなプロジェクト単位で使い回される「歯車」とされ、ますます仕事そのものに対するこだわりアイデンティティを喪失することになりかねないだろう。
究極的には多くの人が働くことのない時代となるのだろう。あるいは、仕事を仕事とは思わないで働く時代になるのかもしれない。そして、今はおそらくその過渡期なのだろう。過渡期ならでの歪みを企業がもたらすことのないようなルールづくりがやはり必要に思う。