この連載について
今ほど日本にイノベーションが求められているときはない。今、大企業はイノベーションを起こすためにどのような取り組みを行っているのか。どのようなイノベーターを生んでいるのか。各社の注目のイノベーターへの取材を通して、会社を超えた「大企業イノベーション」のヒントを探る。
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消費者向け総合家電・メディア企業。テレビ・デジタルカメラ・スマートフォン・ゲーム機(プレイステーション)などデジタル家電、映画・テレビ番組・音楽などコンテンツ、世界トップシェアのイメージセンサーなどを手掛ける。事業ポートフォリオ再編を進め、2020年8月には上場子会社で生命保険などを手掛けるソニーフィナンシャルHDを完全子会社化。
時価総額
16.7 兆円
業績
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そんな中で新規事業という枠組みの中で自分で組織を作って、そこで活躍していくという流れがあるからこそ、課長の椅子も部長の椅子も勝ち取れたのだろうと思う。ソニーには社内公募制度があるというのは比較的有名な話だと思うが、その延長にあるような話だなあ、と感じる。あと、ソニーにはデジタルカメラを1000万台近くまで売っていた経験もあるし、PCを800万台売っていたこともあるし、TVを年間何千万台も作って売っていた経験もあった。
こうした経験を積んだ人達は既に辞めた人もたくさんいただろうが、まだそれでも沢山残っていたのだろうなあ、と感じさせる話。
小田島さんは欧州デンマークで液晶ディスプレイを売っていたという経歴だが、数百億円という金額規模から相手は今はもう影も形もないノキアだったのだろうと推測。ソニーモバイルディスプレイはその後ジャパンディスプレイに合流しており、その事業統合の流れには巻き込まれずにソニー本体に戻ってきて奮闘しているのだと思われる。本体に戻れなかった人も沢山いたであろうから、そういう意味ではソニーにとっても、非常にラッキーだってのだろうなあ、と感じる。
ただ、あまり年齢で差別するのは良くないかと思います。若過ぎるから昇進させない、の一方で同じぐらい、年を取っているから採用しない/昇進させないという話も影に隠れていますが存在します。
年齢で判断するがあまり、取るべきだった人材を取らなかったという事例は山ほどあり、これはお互いにとって不幸です。根源にあるのは多様性の欠如であり、国籍、性別、信条による差別とその害悪は共通するものでしょう。
ソニーといえば、ソニーから年齢を理由に統括課長の地位をオファーされるも、ソニーよりも大きい会社からおそらく本部長相当の待遇をオファーされた「若手」を知っています。その人はいまは世界を舞台に大活躍。これも年齢差別の代償ですね。
こうした取り組みがより広がり、差別と偏見のない、ひとりひとりの能力と実績、そして可能性をフェアに評価する組織が増えることを、心より期待します。色々と、既得権益もあり改革は難しいですよね。いやはや。単なる雑感です。
素晴らしい環境。
『「ミドル層は、今のビジネスの中でものすごいプレッシャーを感じている。今日の飯も稼がないといけないという時に、明日の飯の話をされても、ちょっと勘弁してくれよとなってしまう」』
『つまり、ミドル層には、新規事業に挑むだけの余裕がないのだ。それだけに、トップ主導で若手がイノベーションを起こしやすい環境を整えたほうが、新規事業が生まれやすいとも言える。』
→会社の中核であるミドル層からイノベーションが生まれにくい理由、分かりやすい。
イノベーションの定義にもよりますが、スタートアップ的イノベーションを起こすときには、トップマネジメント直轄にして、(熱い思いのある)若手に任せる+外の会社を巻き込む(社内リソース不足の解消)というアプローチは、いい方法だと思います。
商品も魅力的。
SAPでアイディアの評価は誰が行うのだろう?従来の業務に強い方は、新しいアイディアの評価が難しかったりしがちですが、そこをどう対応したのか?