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「経営戦略」をいかに定義するか

DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー
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    アニマルスピリッツ 代表パートナー

    「経営戦略」という言葉に対して各人によって大きな「ズレ」があるというのは非常に痛感するところです。

    以前いた会社で会議体の事務局のような仕事をしていた際、トップに任せるのではなく、まさに「ミドル・アップ・ダウン」で戦略を策定すべく、部門を横断した部長陣の会議体を設けたことがあります。
    ただ、出てくる議論は「こんなサービスがあれば流行るだろう」というアイデアの粒のようなものばかり。「『戦略』と言うからには、せめて我々は本質的に誰に対して何を提供しており、それにあたっての競合は誰で、いかに差別化しながら収益を上げていくのかという前提をクリアにしよう」と提起しました。何のことはないただの3Cの話です。しかし、「そんなくだらないことを考えている暇はない」ということで、議論にもなりませんでした。
    そこで初めて、今までは収益モデルが確立していたがために、現状のビジネスを前提としたうえでいかに目新しい機能を用意するかということが組織内における「戦略」の定義になっているということに気づきました。そうした「戦略」の定義に対して組織が最適化し、固定化していたのでしょう。結局、会議体は2週間も待たずに即座に解散することになりました。

    以来、「戦略」という言葉を用いるにあたってはそれが何を指しているのか、気をつけるように心がけています。
    それらしい響きありながらも各々が異なる解釈を抱いて一人歩きしかねない。「戦略」というのは恐い言葉です。


  • 慶應義塾大学 准教授 (SFC/総合政策)

    追記:続編、第三回はこちら(^^
    https://newspicks.com/news/1953810

    --------------------
    第二回、ついに中身に入ります。まずは経営戦略の定義について議論しています。


    パターンの側面と、プロイの側面、ここが特に日本では十分に解説されていないように感じています。また、創発的な戦略、ポーターの陰に隠れてあまり広まりませんでしたが、ついにこの時代が来たかな、と感じています。

    ご意見ご感想、お待ちしています!(^^

    追記:
     やはり創発をどうガイドするかという疑問と、プロイは具体的に何を指すのかが一番不明瞭のようですね。また実務家として実際何をするのか、経営戦略は意味があるのかに関しても疑問の声があるようです。
     次回と次次回は歴史を遡ります。経営戦略が生まれる前の話、経営戦略というカテゴリーが生まれた文脈についても触れます。これらを紐解くと、もう少し経営戦略はどのような意義があるのかについて理解し、また孫子など古くからある概念がなぜ今でも価値を持つのか、もう少し理解いただけるかと。
     創発のガイドと、プロイの話はもう少し先になるので、気長にお待ちください。

     あと、学術的にも基本をそらさず、実務家の方にも読んで頂けることを目標にしているので、小難しいところがあったり、柔らかすぎるところがあれば、その箇所のターゲットが違う方向を向いているということで、ご容赦いただければ。^^;


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    コーポレイトディレクション Managing Director

    初回に「読者を置き去りにする」宣言をしていた通り、マッチョに置き去りにする内容ですね。分かり易いとはいえ、学者の論文という感じなので、読解には体力が必要な感じがします

    さて、「経営戦略」ですが、指摘にある通り色々な解釈があるし、文脈によって使われ方も変わる言葉。
    「戦略作り」を売る職業柄、「戦略を作りたい」というお客様とお話をする機会が多いのですが、まずはその人が「戦略を作りたい」と言っているのは何を差しているのかを見極めることが重要になります。
    人によっては有望マーケットの見極めだし、人によってはビジョンの再構築だったり、場合によっては組織の再構築だったり、M&Aを含む投資の話だったり。その意味で実務家からすると「戦略の定義」なんて正直どうでもよいという感じですが、一方で「欠けてはいけない必要な要件」は分かっていないといけなくて、
    「でもそれってそんな市場ってあります?」とか
    「顧客もどんどん進化していっちゃいますよね?」とか
    「競合が同じことやってきたら負けますよね?」とか
    「そのやり方では売れたとしても儲からないんじゃないですか?」とか
    「そんな投資する資金ないし、途中で資金がショートしません?」とか
    「そんな組織体制や今の人員ではできませんよね?」とかを指摘できないといけない。
    そういう意味では、自分なりの「定義」や「要件」はあるということなんですけどね

    戦略本は腐るほどありますが、自分の読んだ中で最もシンプルにエッセンスを
    凝縮していると思うのは、CDIのOBで現慶応の教授である清水先生が書いた「戦略の原点」という本です

    この本によれば、
    ●ある一定の目的を達成するために
    ●ターゲット顧客を絞り込み
    ●自社固有の強みを用いつつ
    ●競争相手と比べてより安い、またはより価値のある商品サービスを提供するための将来に向けた計画

    としています。

    また、楠木先生のストーリーとしての競争戦略ではさらにシンプルに「違いをつくってつなげる」としています。
    特にこの「つなげる」というのが「ストーリー」ということですが、戦略を静的にとらえずに、より強化されているグッドサイクルが効く動的なものとして捉える上では重要な言葉だと思っています


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