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富士フィルムの事例はもっと研究されてしかるべき。
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好調な時に前に進むことは、たいていの優秀な人なら難なくこなせるものです。
撤退となれば、単に優秀なだけではダメで、決断力と胆力が要り、そこからの攻勢ともなれば、新たなビジョンと不安を抱えた部下を掻き立てる優れたリーダーシップか必要です。

その時に、そういう人を得ることができたかどうかで、国も企業と命運が決まるのでしょう。

私も仕事の中で、本業を失ってなすすべも無く消えていった企業を山のように見てきました。
それだけに、富士フィルムさんの転身劇は驚きの一言しかありません。
かつて世界一を競ったコダックの破綻を見ても、その大変さが良くわかるというものです。
00年度の売上比率が出ているが、何回かコメントしてきたが、02年3月期に富士ゼロックスを連結化できたことが、フィルムが縮小する中で極めて大きかった。もちろんTACフィルムや医療の成長もあるのだが、Xeroxが経営危機にあって子会社化できたことはラッキーだったと思う。
02年3月ベースの売上比率は下記のようになる。少しグラフとはイメージが変わるだろう。
・ドキュメント39%
・インフォ29%
・イメージング32%
しや富士フィルムは本当にすごいよ。
富士フィルムさんに比べるのはおこがましいのですが、当社の社長に就任以降、拡大からピークアウト、そして結果的にはマガジンXだけ残す、いや残る選択となりました。会社を残すのは難しいなぁと、つくづく思います。果てさて、後継者のいないマガジンXはどうするかな。
ちなみに社名のムックハウスとは、その名のとおり、ムック本の制作会社ということです。いわゆる編集プロダクションですね。人様から仕事をいただくのは、なかなか難しいものです。MBOすると決めた段階で取次コードを持つ版元、つまり出版社になることはマストでした。大変ですけどね。
江上剛氏の「断固として進め」も読みました。
凄い腕力のある経営者なんだと思います。
悔しいが足元にも及ばない。経営者はかくあるべきです。精進します。

「まず社会や会社に対する使命感。全体のためにやる気持ちがないとダメだ。事業環境がめまぐるしく変わる今は、情報への感度も大切。その中で現状を捉え、針路を決める判断力も欠かせない。もしリスクを伴うなら、決断に耐えうる胆力も必要だろう。社内に方向性を示す能力や実行力、全体を引っ張っていく腕力もいる」
「リーダーが負けたら会社は終わり。だから、業態転換に取り組んだ社長時代は絶対に間違えない、負けないと必死だった。神様のように正しい判断ができたらどんなに良いかとすら思ったよ。ただ思い返せば、私は経営者としてはとても幸せだ。本業を失うという機会に巡り合える経営者は、そうはいないから」
尊敬する古森会長の含蓄のある言葉だ。
経営者に取って本業を失う事ほど怖い事はないはずだ。しかし、あれだけ大きな会社の写真フィルム事業の消失にも関わらず業態転換したことは、社内に技術力があり、優秀で意欲のある社員、責任感のある経営者が揃っていたからこそ成し遂げられたのだろう。

次の事業の柱を造ることに、企業は取組みをし続けなければいけない。また、それをお手伝いできる専門家と市場も必要だとつくづく感じる。

(以下、引用)
 ―判断を誤る恐れもありますね。
 「常にあるが、リーダーが負けたら会社は終わり。だから、業態転換に取り組んだ社長時代は絶対に間違えない、負けないと必死だった。神様のように正しい判断ができたらどんなに良いかとすら思ったよ。ただ思い返せば、私は経営者としてはとても幸せだ。本業を失うという機会に巡り合える経営者は、そうはいないから」
素晴らしいですね。どこかで社名変えたりするのかな。南米ではFujiで日本の会社として通っているんでこのままでいい気はしますけど(自分で振っといて恐縮です)
社名はこのまま? って思ってたけど、変えないほうがスゴイことがわかってよいかもね、と思うようになりました
すげえーな
主体変容。
手元に潤沢なキャッシュがあったからね。
富士フイルムホールディングス株式会社(ふじフイルムホールディングス、英語: FUJIFILM Holdings Corporation)は、富士フイルムと富士ゼロックスを傘下に持つ持株会社である。 ウィキペディア
時価総額
3.62 兆円

業績