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NewsPicks編集部

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特集は今回で終了です。1週間ご愛読いただき、誠にありがとうございました。
最後はトランプ政権下のマクロ経済予測について尋ねました。ファーガソン氏の見立ては「トランプ政権の景気刺激策は、回り回ってアメリカ以外の国の実体経済を回復させる」というもの。もしそれが本当だとすれば、「アメリカ・ファースト」を標榜するトランプ氏にとっては、あまりに皮肉なことだと思いました。
世界の警察官の役割は終えたが、強いアメリカを再構築した上で、世界のパワーバランスの維持だけに注力するというのがトランプ氏の姿勢であるなら、それはそれで一貫性があるように思われます。台湾の総統と電話会議をするのも、プーチンと対話するのも、頷けます。

強いアメリカは強い経済と強いドルに支えられることは言うまでもなく、恐らく当面は基調としてドル高、米国金利の上昇が続くことを見込んで良いのでしょう。年明けの就任まであと僅か。来年のアメリカはどうなるのか、まことに興味深いです。
>トランプが賢い戦略を打とうとするならば、現代のセオドア・ルーズベルトになることです。

セオドア・ルーズベルトって力づくでハワイを併合した男ですが、そんな人になってもらっては困ります。それに非常に白人至上主義で実際に「日本を脅威に思う」と側近に話しているのが文献に残っており、その後のウィルソン、フランクリン・ルーズベルトに続く日本孤立策を実行しました。アメリカ人に人気なのかもしれませんが、日本にとっては最悪な大統領だと思います。

>トランプ氏の景気刺激策によってドル高が誘発され、それが他国の通貨安を招き、その国の実体経済が回復するとすれば、「アメリカ・ファースト」を主張するトランプ氏にとって皮肉な結果と言えるかもしれない。

トランプが目指すのはアベノミクス型、という記事がありました。そうすると、景気刺激策は財政出動と金融緩和が必ずセットになります。よって、むしろ、多額の国債発行によってドル安に持って行くはずです。ドル高になれば、それこそどんどん金融緩和をしていくと思いますので、ファーガソン氏の仰っている事態にはならないのではないか、というのが個人的な意見です。

>トランプが成功したのは、ブランド構築や、メディア展開が上手いからです。この強みは大統領職でも生かされることでしょう。

アメリカで断トツの視聴率を上げてきたテレビ番組「The Apprentice」を10年近く続けてきたことで、知名度は抜群です。トランプ氏自身が長年、番組のホストを務めていたこともあり、彼が番組に出ると視聴率が上がるので、大手メディアとしては視聴率が欲しくてトランプ氏を無視できなかった、と言われていますよね。テレビ離れが進むインターネット全盛期の現代で、トランプを見るためにテレビを見るようになった人が増えたという、トランプ氏のテレビ活用戦略は凄いと思います。
「ヒラリーの黒歴史」が文春的、落合信彦的で一番面白かった。私のようなゲスにはその他は少々重かった😓
セオドア・ルーズベルトからの「アナロジー」とても示唆的です。「読めない怖さ」が常にありますが、トランプ大統領誕生は外交上の大変革になるのかもしれません。
トランプ政権のアメリカは東アジアにおける国益について再考慮をすると思うが、今世紀において単なるブローカーの役割で満足するだろうか?
来年のアメリカの景気は良くなりそうなので短期の投資は良いアイデアかも知れない。しかし2年後には歪みが出てくると同時にトランプ支援者の暮らしは悪化し始める可能性がある。結局私腹を肥やすのは資本を動員してもうかる富裕層という結果になりそうだ。
"保護主義、移民制限、減税、インフラ支出による景気政策、そしておそらく金融引き締め"
この政策の雰囲気を感じ取ったから為替も株も短期的に好感しました。日本にとっても悪くないです。なんだかんだ言って為替が大きなウェイト占めますからね。
【国際】最終回は国際秩序と経済政策、メディア戦略が語られている。

①ルーズベルト・アナロジー
セオドア・ルーズベルトは内政的には反トラストに政治生命をかけた政治家であったが、現時点でのトランプ政権の経済閣僚候補、スタッフ候補を見ると、ビジネス・エスタブリッシュメントが多く、セオドア・ルーズベルトのアナロジーをトランプ氏に適用することにはかなり無理があると思う。

②経済政策
大統領選後の株価高騰は、その前段階としてのショック的な株安の反動であり、ケインズ的に説明するのであれば「美人コンテスト」的な動きであると説明できるのではないかと思う。

何らかの経済的、政策的な根拠があるというよりも、多くの人が売りを浴びせ、安くなった株式の買い戻しが集中したという極めて情緒的な動きであると認識している。今後は経済、政治の両分野において、既存の理論やモデルでは説明できない「情緒的」な動きが活発化することになると考える。

本記事ではトランプ氏が経済的な恩恵をもたらすという結論に持って行きたいのだろうが、トランプ氏がもたらす経済的恩恵を享受できるのは、一部の富裕層にとどまるだろう。前述の通り、経済閣僚やスタッフの候補はビジネス・エスタブリッシュメントばかりであり、彼らは近年の共和党の経済政策における金科玉条である減税と緊縮財政を行うことになるだろう。トランプを支持したラストベルトの白人労働者たちは、おそらくそう遠くない将来裏切られることになると思う。

これまで何度か繰り返してきた通り、トランプ政権もまたアメリカ政治の本質が"Authoritative allocation of resources"(希少資源の検知的配分)であり、"Government, of the winner, by the winner, for the winner."(勝者の、勝者による、勝者のための政治)であることを証明することになるだろう。

③メディア戦略
メディア戦略については保守系ウェブサイト編集長出身で首席戦略官に就任予定のスティーヴン・バノンが握ることになる。彼が政権時代のイデオローグを担い、ヒトラーにとってのゲッベルスのような存在になるだろう。
この連載について
下馬評を覆しての「トランプ圧勝」。トランプ大統領の誕生は、世界の大きなターニングポイントになる。トランプ後の世界はどんな世界になるのか。経済・日米関係、米中関係、米ロ関係などの切り口から将来を展望する。