不健康な脳から健康な心を推論する──『脳はいかに意識をつくるのか』

コメント

注目のコメント

• 大竹 文雄

  大阪大学 感染症総合教育研究拠点特任教授、大学院経済学研究科（兼任）

  ・2016年11月25日

  神経哲学という分野ができてきたのか。これは面白い。
  「「意識の喪失した」、いわゆる植物状態もしくは宰相意識状態の患者が挙げられる。彼らは問いかけに反応しないし、自発的な行動など一切起こさないので、意識があるとは到底いえない。が、こうした患者をfMRIに寝かせ、テニスをしているところや自宅の内部を歩き回っているところを想像するよう指示を出すと、正常な被験者が同じ指示を出された時に反応する脳領域(頭頂皮質と海馬)が活性化する。」
• Kamata Shunsuke

  （株）エレファント・コンサルティング 代表

  ・2016年11月25日

  面白そう。哲学的には英米系のチャーマーズ「意識のハードプロブレム」（物質としての脳がなぜ主観的な意識体験を持つのか）に応答する大陸系現象学ベースの取り組み。以下から訳者あとがきが読める。
  http://www.hakuyo-sha.co.jp/infos/%E3%80%8E%E8%84%B3%E3%81%AF%E3%81%84%E3%81%8B%E3%81%AB%E6%84%8F%E8%AD%98%E3%82%92%E3%81%A4%E3%81%8F%E3%82%8B%E3%81%AE%E3%81%8B%E3%80%8F%E8%A8%B3%E8%80%85%E3%81%82%E3%81%A8%E3%81%8C%E3%81%8D%E3%82%92/