【鈴木大地】スポーツ市場規模10兆円増を目指す真の目的

2017/5/1
2020年東京オリンピック・パラリンピックを控え、日本のスポーツ界は変革のチャンスを迎えている。
教育の一環として行われてきた“体育”から、国民の権利として楽しむ“スポーツ”へ。
長らく「スポーツでもうけるのは悪」とされてきた価値観をいまこそ覆し、スポーツ産業の拡大へ。
日本のスポーツ市場規模は2002年の7兆円から2012年には5.5兆円に落ち込んだ一方、上記のように掲げるスポーツ庁は2025年までに15兆円まで拡大しようと目論んでいる。
「現状の日本において、スポーツの地位は低いと感じています」
そう認める同庁の鈴木大地長官は、果たしてどのように国民の意識を“体育”から“スポーツ”に変え、市場規模を10兆円近く拡大させようと考えているのか。