【予兆】メンタルヘルス不調、この「異変」に注意せよ
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注目のコメント
前職では精神科に通う部下が多かったです。(私のマネジメントに多分に問題があったのでしょうが、、、)
その時意識していたのが次のこと。
「人は松葉杖をついてる人の弱さを自分事のように理解できるが、心を病んだ人のことを理解しづらい。」
社長から聞いてナルホドと思った一言です。職場が変わらないといけないですね。Googleの研究で生産性の高いチームでは「心理的安全性」が不可欠とわかりました。「メンタルヘルスの不調を会社に知られたくない」という心理的なハードルがある時点で、すでに心理的安全性のないチーム。生産性の低いチームとなる。
メンタルヘルスを抱える部下も何人か見ていて痛感するのは、ストレスチェック制度だけでは何の意味もないということ。
働く人ひとりひとりがセルフケアができるようになることが理想的ではありますが、お互いがお互いの変化に気づき、メンタルヘルス不調の兆しを見逃さないようにする。いかに「普段と違うか」を見逃さないかかなと。
日頃から能率が悪い人やミスが多い人を「メンタルヘルス不調かも」と言う同僚管理職が時々いますが、それは本人の能力不足や適性の問題、また指導が不十分だということですので、別な対策が必要だと思ってます。
今まで難なくできていたことができなくなった(能率の低下)り、予定をすっぽかしたり、資料が一枚抜けていたり…などの、以前には見られなかった単純なミスが増えてきているようであれば、メンタルヘルスの不調が疑われる。
声のかけ方も大事ですよね。
「大丈夫?」と声を掛ける人が多いし、私もやってしまった反省から言うのですが、「大丈夫?」と声を掛けられて、「大丈夫じゃありません!」と正直に答えられる方はどれくらいいるか。
「大丈夫か?」と訊かれたら、大抵の人はまるで決まり文句であるかのごとく「大丈夫です」と答えるものです。
「いつもより元気がなさそうに見えるけど、どうしたのかな?」「なんか、いつもと比べて疲れているようだけど、ちゃんと眠れている?」などと、客観的な印象をフィードバックするような声掛けをするよう意識しています。
職場にメンタルヘルス不調者が出て、その人が休職することになると、その職場では他の人への負担が増えます。特に、仕事ができる優秀な社員への負担が大きくなり、今度はその人が疲弊することになる。仮にその人が辞めてしまうことにでもなると、更なる人員減が発生し、マンパワーだけでなく、その職場の生産性が低下するという事態を招く可能性が高まります。
そして、更なる休職者が発生する…といった負のスパイラルをいかに防げるかが管理職の役目かなと感じます。