見えることのストレス。一流選手が学ぶ「眼と身体」の使い方

2016/11/25
眼の使い方のアドバイスを求めて、大阪府吹田市にある「視覚情報センター」には多くのトップアスリートたちが訪れる。
DeNAの主砲・筒香嘉智はプロ入りしてから通うようになった。
同センター代表・田村知則氏は、「彼には長く指導してきて、いい方向に変わってきています。眼と身体のつながりを意識した言葉を聞くようになりました」と語る。
もっとも、筒香のような選手ばかりではない。不調を訴えたり、成長のきっかけを求めたりして来院してくる者もいるという。
筆者も同行したケースでは、西武の菊池雄星投手が今年4月に訪れている。ほかにも、セ・リーグのある球団は監督がじきじきに選手を引き連れてきたそうである。
高卒7年目の筒香嘉智は2016年に本塁打、打点の二冠を獲得するなど日本を代表する打者になった
前編で紹介した眼の使い方や見方を提案する一方、田村氏は選手たちへの指導の入り口として、疲労をためない手法もアドバイスしている。
「最近はスマートフォンを見る選手も多いので、そういう小さいものを見るときには、眼の中にある2つの筋肉を緩めるためのレンズを使用させています。野球選手の多くは、自分の肩が凝るのは運動しているからと思っているのですが、眼が原因のケースもある。そこから疲労が起こって、場合によってはケガにもつながります」
これが簡単な話のようで、実は奥が深い。
アスリートだけではなく、一般人の健康を損なうファクターにもなるので紹介したい。