【横山由依×崔真淑】AKB48から“経済効果”の本質を読み解く
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経済効果ってそもそも何よ!と思う人は少なくないはず。AKB48総監督の横山由依さんと対談です。横山さんの聴く姿勢は、私も改めて勉強になったし、「成長の原動力は社会・人に関心を持ち、相手の気持ちに立つ起点に立てれることかも」と心のなかで思ってました。
貴重な機会に感謝です。どうぞ宜しくお願い致します!
(注)gdpと国内雇用の例は、実証分析レベルではいろんな説がありますが、ここでは合成の誤謬を捉えてもらうのに極端な例を示してます!経済効果を「経済波及効果」と「パブリシティ効果」にわけて捉えるという枠組みを知らなかったので、勉強になりました(経済学部出身なのにはずかしい限り・・・)。
この枠組みで捉えると、地域活性化の本丸はパブリシティ効果の方なのでしょうね。くまモンすら、2年間の経済波及効果は1244億円に対して、パブリシティ効果は90億円とのこと。パブリシティ効果は計測が難しいでしょうから実力値はもっと高いと思いますが。
私は新潟市の出身なので地元に帰るとNGTの話はたまに聞きますが、超地域密着型アイドルのNegiccoがいる中でがんばっているなと思います。イベントの日は周辺の市までホテルが埋まるとのこと。ただ、それはまだ経済波及効果であり地域に定常的な雇用を生み出すところまではいっていないので、今後はそういった展開を目指しているのであれば嬉しいなと思います。
同じ新潟県で言えば、長岡花火も近年急に全国的な認知度が上がりその時期だけ新幹線もホテルも取れなくなっているので、こちらも花火のとき以外にも新潟に興味を持ってもらうきっかけになっていったらいいなと思います。アイドルが経済効果を生み、それがまちおこしにつながるかもしれないというのは本当にそう思います。この話を聞いて、3年前に行われたリノベーションコンペティションで受賞した作品に「オタクとアイドルがつくりだす空き家プロジェクト」というのを思い出しました。
空き家とアイドルを掛け合わせ、つまり空き家に住むことを条件にしてアイドルを募集し、空き家はアイドルの家、廃工場はイベント施設、廃校は劇場や運営事務局、空き倉庫はファンの交流場、といったように空きストックをアイドルの活動のための拠点として活用するというアイデアです。
これはアイディアコンペなので、実現は難しいかもしれないですが、アイドルがエンターテイメントを軸に経済効果を生み、そして「空き家」など現実の社会問題に対し、「さりげなく」切り込んでいけたら非常に面白いなと思います。
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アイドルが空き家を改修?! 「AKY48公共圏」が大賞(リフォーム産業新聞)
http://www.reform-online.jp/news/renovation/3589.php