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ゆとりの考える方程式「買う人のニーズ×モノが提供するコト=モノの価値」
あるTV番組の企画でホリエモンに私たちのビジネスを見てもらった時、言われたことがある。
「地方がどうとか、買う側には関係ねぇから」。
ドキっとした。
だって、図星だったから。
「このお酒を買ってもらうと、過疎化してる〇〇町が元気になるんです!」
そんな文脈で、地方のモノを売ろうとしがちだが、どこにあるかもわからない見知らぬ地方が衰退しようがどうなろうが、たいていの人には関係ない。
その人はいま、お酒を買いたいだけなのだ。
そのお酒がどれくらいおいしくて、どれくらい貴重で、どれくらいいいモノなのか。
買う人が気になるのは、せいぜいそんなもんである。
超当たり前のことだけど、そのモノの価値を決めるのは、買う「人」。
だから、その「人」を起点に、物事を考えなきゃいけない。
でも、世の中、そうじゃないことってたくさんある。
「女性向けに1%糖度を下げてみました!」
→いや、どのみち甘すぎるしw
「若い女性に買ってもらいたくて、キラキラの箱に入れてみました」
→かえってダサいから、やめてくれ。
「すごくいい素材だから、10倍の価格です」
→そこまでこだわらなくていいから、半額でお願いします。
文字面だけ見ると嘘みたいな話だけど、地方でお仕事をさせて頂いていると、どれもこれもよくある話。
作り手の先入観で、ターゲットニーズを捉えようとすると、こういうことが起こりがちなのだ。
モノの価値は、買う「人」が決める。
だから、ターゲットとなる「人」の視点に立って、深く物事は考えなきゃいけない。
モノづくりに関わる人間として、自戒の念も込めて。最近「デザインシンキング」という言葉をよく耳にしますが、ただ闇雲に組織に導入しても、うまくいかないことが多いといいます。
それは、デザインシンキングを使いこなすためのマインドセットが理解されていないから。
では、生活者視点のいまだかつてない市場を創るマインドセットとは? 本連載ではアイディアを生み出すヒントが満載です。今日から5日の連載をどうぞよろしくお願い致します。教育からデザイン思考のトレーニングを組み込めると変わると思います。
「部活動や運動会・文化祭の企画などにデザイン思考を活用する」という授業があったらどうだろうか?
アメリカでは高校でデザイン思考を教えていたり、馬場さんの連載では、子供に日常生活でデザイン思考の考え方を伝えている様子が紹介されていました。
ここらへんにヒントがありそうな予感。
▼参考
シリコンバレーは高校生もデザイン思考
https://newspicks.com/news/1848771
馬場渉が教える「デザインシンキング」の実践法
https://newspicks.com/news/1406754
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