高学歴女子にシワ寄せされる社会の過剰期待
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注目のコメント
ただ、期待されないことにも不安を感じるんですね、女性は。女性としての魅力を期待していなければ、すっぴんでも別に誰も文句いわないですよ。でも、すっぴん通して、女扱いされないと、それも不満だし。女性ってほんとめんどくさい。くそ忙しい仕事の現場で、そんな女性の気持ちばかりおもんぱかってられませんよ、実際。仕事もできるところ見せたいし、女性としてもちやほやされたいし、結婚して子供も産みたいけど、ロースペック男ダメとか相手への要求は高いし、そのうえ管理職もこなせて家事も完璧なんて、そんな体力と能力と美貌と幸運を持ち合わせる人なんてそうそういない、ほんの一握り、それは私じゃない、と達観すると、ずいぶん楽になりますよ。いや、私はそれでずいぶん楽しい人生。
「若い女性」を都合良くカテゴライズして、自分たちの都合のいいように解釈することへの警鐘をうまく鳴らす示唆に富んだ良記事。
「活躍する女性のパイオニア」として過度に期待されることを抑制するよう上司の言動に関する教育など、環境整備を行うことが必要。「男性並み」に働くことを前提にしていることを示唆するような上司の言動は慎まなければならない。
さらに、重要なのは「子育て後に活躍している女性」の存在。出産・育児によって、仕事上のキャリアが「途切れて」しまうことへの不安が拭えない。そしてその原因は、子育ての時期を乗り越えてビジネスの第一線で活躍している先輩女性の実例があまりにも少ない。
やる気ある女性を発掘し任用すれば、若い女性たちにとってはブランクの後にも再チャレンジの可能性を感じることができる。
また若いうちにチャレンジングな経験をしておくことで、短期的にはブランクやペースダウンが生じたとしても、長い目で見れば再び力を発揮する機会もあると考えられれば、難度の高い新たな挑戦にも挑みやすくなる。
均等法第一世代と異なるのは、企業社会での経験豊富な女性達が圧倒的に増えていることです。
均等法から30年の最大の成果は、そうした女性が蓄積されてきたことだと思います。彼女たちを、これからの活躍が期待される若い女性達のロールモデルとし、多様で柔軟なキャリアの在り方を示すことは、過度なプレッシャーを緩和することになると思います。