日本企業の緩慢なる“経営敗戦”の歴史が終わる? カギは会社のOSであるガバナンス改革 - 論語と算盤と私
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注目のコメント
本稿中、株主総会について「1日だけ株主から文句を言われるのを辛抱すればいい」というスタンスで開催されてきたとの指摘がありますが、実際、上場企業の現任の取締役の方から、「俺達は株主総会のことを『被害者集会』と呼ぶんだよ」と聞かされたことがあります。ひどい発言だなと思いましたが、少なからぬ役員が思っている偽らざる本音なのかもしれません。
冨山さんは株主総会を総選挙に例えてらっしゃいましたが、株主総会も総選挙も、主権者が正しく権利を行使しなくてはならないという点は共通するのでしょう。
ちなみに前編と併せて読むと、3割くらいは私が話しているようにも見えますが、実際には冨山さんが9割9分お話しになっています(笑)
編集の力ってすごいなと、妙に感心してしまいました。この記事を読んで、コーポレートガバナンスの制度自体を理解するのはもちろん、それ以上に制度の背後にある考え方を理解することが大事だと改めて思いました。
あと下の言葉は常に意識したいと思います。
「その場で調和を保って嫌われたくないと思う人は経営者として失格ですね。そういった心理の裏側にあるのは、短期的な保身です。勝負に出ると、嫌われちゃう可能性が高いからです」