東大ピッカー39人が考える「東大の強みと弱み」
コメント
注目のコメント
同じような答えが多くて驚いた。
工学部が少ない。経済が多すぎ。理学、医学、農学、薬学、教養がいない。
分母から見れば、工学部は10人はいても良い。大学内の序列、権力構造からは、法、医、工が強い、その次が、理と文だろう。経済は、むしろマイナー。
教養学部は、文系は国際関係論(東芝の綱川さんはじめ多くのトップを輩出)、理系は基礎科学(ノーベル賞の大隅さん)と俊英、ちょっと京大的であり、本郷とはカラーが異なる。
教養時代に、文1、文3、猫、文2と言われ、数の理1と言われた。
また、全体で、修士が少ない。
研究室の影響が大きい理系と、そうでない文系(特に法)でもだいぶ違うだろう。あと、確かに、スポーツのことも聞いてもよかっただろう。
学部と院も異なるだろう。理系は今や院が主だし、他大学からも優秀な人も来る。文系の院はまた性格が異なるとも聞く。東大で大学院の経験がないOBは分からない面も多いかもしれない。学部までは教育が主だが大学院は研究が主。東大でどれだけ寝泊りしたか、がポイント。文系はや学卒は、寝泊りないだろう。
なお、OBとしての感想だが、東大も企業みたいなものだから、アナリスト的に関心はあり、複数の総長や学部長、友人、知人や先輩にいろいろ聞いたりはしている。一般的なマスコミに出る意見と、教員の意見はまた異なる、ただ、事務局の意見も異なる。
昔の第二工学部、あるいは、流れをくむ生産技術研、とか、そういう特集も歴史的には面白い。
尊敬という感じではないが、船が好きな(ただ、学科は精密)ので、平賀譲(元総長、海軍造船中将 戦艦長門、重巡那智など設計)は名を挙げておく。
<追伸>
東大に行って良かったことで、重要な点を忘れていた。理数系で、物凄い頭のいい人がいること。偏差値65が東大だとして、平均から15、しかし、100位の人が、理物や理数にいて、35も違う。その人との格差が大きい。
彼らから見たら、我々は落ちこぼれ人間以下だろう。NPで盛り上がっている全優だの司法試験1位だの理3だのというレベルではない。中学から解析概論なんか読んでいて、親類中が数学者で閨閥化している。政治や官僚、実業も閨閥化しているが、エリート学者一族はその比ではない。イヤ本当にすごい世界。(もしかしたら結構近い)未来から見ると、大学が出す学位とか物理的な場所の重みが相当低くなると思っています。兆しは、Udacityのnano degree(細分化された学位)やハーバードより入学が難しいミネルバ大学(世界7箇所を回るオンライン大学、残念ながら日本は入っていない)に見えています。
それでも残るのは「ブランド」かもしれません。が、それってどのような価値なんですかね。
ただし、これは「教育」という観点なので、「研究」はまた別の話かと思います。今なら東大を目指すかにYesと答えているピッカーが少ないことが印象的。僕らの時代は特に深く考えることなく、受験システムに乗っかっている内に東大に行っていたけど、今なら欧米のトップ大学への学部からの留学を絶対に考えた。