日経平均は5日続伸、約5カ月ぶり高値 原油・米株高で心理回復
コメント
注目のコメント
日経平均株価、TOPIXともに5営業日続伸。東証1部騰落銘柄数は値上がり1,265/値下がり551と買い優勢。業種別では不動産、証券商品先物、ゴムがとくに高く、繊維のみ安い。
売買代金は10月初、久々の2兆円台。為替は103.3-103.7円のレンジで推移。
前日の欧米株高、原油高を引き継いでほぼ全体的に買いが入っていますが、とくに前日比+3.74%のファーストリテイリングをはじめ値嵩株の上昇が大きいですね。ちなみにファストリ株の上昇のみで日経平均株価を51.18円押し上げ。米大統領選テレビ討論会が波乱なく終わったことも投資家心理改善に一役買った感があります。
日経平均株価は高値引け。9/5高値の17,156.36円を上抜け、5/31以来の高値水準。
素直に上昇基調となれば目先節目の17,500円、4/25高値の17,613.56円を目指す展開となるでしょう。ただ、海外投資家は今年に入ってから先月末まで売り越しを重ねやや需給改善しているとはいえ、日銀のETF買入れ等によって株価を下支えしていることもたしかですから、上値余地がどの程度あるかは読みづらい状況です。先月も9/5に高値を付けてから一旦売り押されていますから、上値追いはほどほどにといったところでしょうか。TV討論でのクリントン氏優勢もあってか一気に上値切り上げる展開に(チャート的にも軽めの価格帯)。週足の一目均衡も雲に突入したが9月は同パターンでのダマシあり注意要か。個人は売り越し(逆張り)。漸く東証売買代金2兆円回復しましたがインデックス売買で嵩上げしてる分が相当あり活況感と言うほどでもなく...。