焦点:ソフトバンクに販売改革の試練、代理店「見返り」求める声も
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派手な動きが目立つソフトバンクですが、それを支える国内通信は課題山積です。宮内社長は今年5月、社員向けの電子メールで、国内通信で今期7500億円の営業利益を目指す方針を掲げました。収穫期と位置付けている割には、実質6%成長という控えめな数字が気になります。
追記・ユーザベースさん、今週金曜日に上場ですね。おめでとうございます。上場会見には顔を出します。販売代理店マネジメントは、販売量を稼ぐ時期は金銭的インセンティブは有効ですがその時期を過ぎるととても難しくなります。
そうすると店頭チャネルをどう位置づけるかが重要になってきて、ひとつのやり方は接客の窓口であることに着目してブランド維持・強化の役割にしてしまうことです。ソフトバンクも顧客満足と言っているのですから、店頭はブランド維持・強化の役割と位置付けていく段階に来ているのだと思います。そんな店頭が押し売りをしたりお客さんを遠ざけたりするインセンティブ体系になっているというのは不全を起こしていますね。
ブランド維持に向かわせるためのインセンティブ体系の設計方法はいろいろあって、顧客アンケートを組み込むとか、指定された接客をちゃんとやったら評価するとか、資格を取らせるとか、諸々の組み合わせになります。ソフトバンクの場合は、繰り返しの来店をKPIにするのもひとつのやり方かもしれません。口で言うと安っぽい感じがする通り、実際に仕組として組み込むのは本当に難しいので、ソフトバンクさんもそこに腰を据えて取り組む段階に来ているということですね。