【池田純】球団社長退任にあたって、私が伝えたいこと
そんな池田氏はNewsPicksのプロピッカーでもあるが、NewsPicksに池田氏からの球団社長の退任理由、そしてDeNAベイスターズへの思いを綴ったメッセージが届いたため、以下に掲載する。
こんな記事まで載せていただいて、NewsPicksさんありがとうございます。
横浜の、ファンの、お世話になった人全員の、お世話になっている人全員の、お世話になっている地域すべての、球団関係者全員の、チーム全員の、家族全員の、
「楽しさ」と「期待」と「愛」が膨らみまくって、『みんなの夢』ががッちゃんこすること。
これが、僕がずっと目指してきたことです。
だから、まず、ベイスターズからの『情熱』が何よりも最初に一番大切だと肝に銘じて経営に邁進してきたつもりです。
情熱が足りないと、人の心はついてきてくれませんし、
情熱を感じないと、人の心はすぐに離れていってしまいます。
横浜をはじめとする地域やファンと一体になった、わけのわからないくらいでっかい、すべての人の愛と夢のとてつもない塊が、野球の持つ無限の力をひきだしてくれます。
そして。すべての人を幸せにすることができるのです。
優勝とは、チームが勝つことだけではなく、そういったことと共にあるべきことなのだと、5年目にしてクライマックスを東京と広島で戦う中であらためて噛みしめさせられました。
だから、「横浜の元気の源」であり続けるのはベイスターズの最低限の使命だと思ってやってきました。
再建・再生が終わり、ここからは、会社も次のフェーズにいきます。
私は、いつかは去らなくてはならない身です。
好循環のうちに次の体制に渡したいと思っていました。
1月31日には退任が決まっていました。
しがみつくことなく、ここからも自分にしかできないこと、に情熱を傾けたいと思っています。
焚き付けすぎたので、ケジメをとって、一度無職になって、再スタートします。
DeNAが球団を買収した際には株式市場の評価は散々でした
一つは万年赤字の事業を抱えること、そしてもつう一つは成長領域がなくなり成熟企業になってしまったというように見えたから。
しかし、この5年で評価は一変しました。もちろん黒字転換もそうですし、毎日スポーツニュースで名前を呼ばれ、クライマックスシリーズにまででることでDeNAブランドは相当浸透しました
そして何より「リアルビジネスもしっかり経営できる」「ネットとリアルの架け橋になれる」ちゃんとした企業としてのブランドイメージ形成に大きく貢献しました
買収当初にここまで想定できていたわけはないと思う中でも「チャレンジする」という意思決定の勝利だったんだと思います
伝統的な業界に飛び込んだ35歳。35歳と言えば、伝統的な大企業で言えばどれくらいの役割だろう。35歳の若造が。と、呼ばれるような年齢でこのような結果を出した池田さんに尊敬すると共に、世の35歳、30代、そして、20代に可能性と勇気を与えてくれたと思います。お疲れ様でした。
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