【猪瀬×おときた】ネットと政治と民主主義
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注目のコメント
何とかドンの話は時間軸を考えて今は末梢的な問題だと思うのだけど、築地移転に関しては猪瀬さんのポイント二点が本質を突いてると思いました。
i) 「中央卸売市場の役割は、ますます低下していく」生鮮流通の世界に限らずインターネットが台頭してきて中抜きや卸の存在意義はどんどん下がってきてる。情報の非対称性が解消され、消費者は直接物品を購入できる素晴らしい時代になってきた、と。八面六臂みたいなサービスもあるし。
ii) 「マグロが床に転がっているなんて、アジアだけ」これは言われてみれば確かにそう。特に生マグロは非常に敏感で、体温で身焼けが起きるほど。本来ならばマイナス60℃の冷凍庫に入れる必要がある。少し外に出しておくだけで半額になる、と言われてるほど。
移転以前にこういった”そもそも”論も議論してほしかった、もしくはこれからでもしてほしいところです!国政のような巨大なテーマは、それなりに高い見識や長期的且つ大きな視点が必要で、代議制は理にかなった制度です。
しかし、昨今の地方議会の相次ぐ不祥事や、東京都議会の"ドン"の存在に代表される、住民そっちのけの自己利益優先の政治を見ると、地方自治において、本当に代議制が必要なのか疑問に思います。
極端な話、いっそうのこと地方議会は廃止して、ネットによる情報公開を進めて、直接民主制に移管したらどうでしょうか。
勿論直ぐに実現できるとも思えませんし、東京都のような一国に匹敵する巨大自治体では絵空事と一笑されるかもしれませんが、真剣に政治の先行きを考えたとき、ネット時代にはそういう方向性も十分可能ではないかと思うのです。
政治が選ばれた賢人による独占的な行為であった時代は、実は終わろうとしているのではないかと最近感じます。