大隅氏 日本からノーベル賞受賞者出なくなる
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注目のコメント
今後のノーベル賞級の研究が日本の大学から出てくる頻度は少なくなってくるでしょうね。
基礎研究や教育は大事なので予算配分をすべきですが、根本的にはこの国全体の財政縮小が原因にあるため、ない袖は振れない、というのが実態。
研究者が受け身になっていたら、泥舟と一緒にもろとも沈んでしまうだけ。クラウドファンディングの活用の他に、研究者自身が民間企業や富裕層に働きかけ、快くパトロンになってもらう仕組み作りなども必要になる。国家という枠を超えた資金調達も考えなければならない。
比較的研究環境の良い国に移ることも手段の一つでしょう。シンガポール、アラブ首長国連邦、中国などに移動する研究者が今後は増えてくるかも。科学研究を実施するのに場所は関係ない。研究成果が人類全体に貢献すればそれでよいのだから。別記事にもコメントしたので、こちらにも転載(※)。大隈先生は、43歳で東大教養部の准教授に着任、48歳でノーベル賞につながる研究成果を挙げられたとのこと。これは、純粋な好奇心とクリエィティビティさえあれば年齢に関係なく画期的な研究成果を出せるということだ。生臭い話だが、東大では教授になら(れ)ずに51歳まで准教授のままでおられたとのこと。これは、東大が優秀でスマートなタイプの研究者は評価できるけど、大隈先生のような何をするか先の読めないユニークなタイプの研究者を評価できなかったということを示唆している。基礎科学研究にとって研究予算の拡充やアカデミックポストの増設といった構造的な問題の解決も大事ですが、ユニークな研究者をきちんとフックアップして評価する雰囲気をどう評価者(研究者)の間で醸成するかということも大事なことだと思います。
※【「ノーベル賞学者、大隅先生を処遇できなかった東大 後に続く研究者奮起せよ、画期的な仕事はアラフィフからだ】
https://newspicks.com/news/1829952ノーベル賞受賞者の山中教授が、iPS細胞研究基金への寄付のためにフルマラソン走ったりしなければならないのが日本の現状。昨年、外務省は日本研究促進のためにコロンビア大MITに総額11億円ほど資金提供してる。これは戦略的対外発信の一環で、そのための予算はだけで年間約700億円計上されており、外向けならばそれ以前にもっと日本の価値ある研究のためにお金を使って欲しいところです。