クリントン氏支持、さらに拡大 わいせつ発言のトランプ氏に11P差
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注目のコメント
西山さんの仰るとおり、「トランプが共和党に見捨てられた」ところが重要だと思います。議員はもともと懐疑的だったのが先週のビデオ事件以来続々と逃げ出していますが、一般党員の離反も増えているようです。
以前から、「もしトランプが大統領になっても、議会で共和党が協力しないので何もできない、きっとすぐに何かやらかして弾劾されて辞めさせられる」と思っていますが、ありがたいことに大統領になる前にそうなりつつあるようです。
これも繰り返しになりますが、トランプという単独の事象よりも、共和党が自壊しそう、ということのほうが重大です。今回の討論は、両陣営はもはや無党派層の獲得ではなく、支持層を盤石にするための戦略をとったという見方が強いですが、トランプ陣営は女性蔑視発言(こういう書き方をせざるを得ませんが実態は蔑視など生ぬるい性虐待的暴言)のせいで陣営を固めることもできていない状況に。
今日のトランプの朝一Facebookは共和党の次のリーダーと言われるポール・ライアン下院議長の悪口からです。マイク・ペンスが副大統領から降りるんじゃないかという噂を振り払うこともしないといけず、大変です。
NPでは海部さん、津山さんが言及してくださったように、共和党の最も大切な家族観、宗教的価値観をぶち壊したトランプはここからどう巻き返すのでしょうか。
10月に大統領選を決定づける驚きの事件のことを「オクトーバー・サプライズ」といいますが、これがそうだったら恥辱の選挙になります。
すみません、蛇足ですが討論のまとめ記事はお昼過ぎに出そうです。お待たせしています。
追記:まとめ記事ですが、日本時間明日の朝一に出るとの連絡を編集部からいただきました。お待たせしてすみません。こんなしょうもないことで勝敗が決する大統領選挙なんて、今まで記憶にありません。
ただ、笑ってばかりもいられません。
深く傷ついたアメリカの威信を回復するのは容易なことではないと思いますし、トランプ現象の余波で議会の多数党である共和党が大敗でもしようものなら、議会の政治バランスが崩れ、今後の政局の見通しが一転することでしょう。
最悪か最低かを争う選挙となったと言われる今回の勝者は、その汚名を返上する為、あえて過剰な政治行動を取る可能性を捨てきれません。
トランプ現象がアメリカに残した負の遺産は、予想より大きなものになるかもしれませんね。