ノーベル医学・生理学賞 東工大 大隅良典栄誉教授
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注目のコメント
大隅先生は、医者なら誰でも納得する業績。
むしろ受賞は遅すぎたと思う。
「オートファジー」という、細胞のゴミをリサイクルする仕組みを解明された。
基礎医学は、タンパクなど、細胞が生み出す仕組みの研究ばかりが先行。
生み出した後、ゴミをリサイクルする研究は後回しになっていた。
高度成長期にモノの生産が先行し、ゴミのリサイクルはずいぶん後回しになったのと同じだ。
大隅先生の業績は、ダイレクトにパーキンソン病の治療に役立つが、
細胞のゴミがリサイクルできなくて起こる最大の病気は、何と言ってもアルツハイマーだ。
今回の受賞で、こうした分野の研究が一気に加速してほしい!!大隅先生には25年前の大学1〜2年のとき教科書輪講の御指導を頂いた。いわゆる自主ゼミであり先生は完全なるボランティア。実験補助で研究室にも出入りさせて頂いた。今思えば若気の至りであり汗顔の思いだ。いずれも二つ返事でご快諾頂き、手前としては多いに血肉になったわけだが、僭越ながら当時の先生と同じ立場になったいま、学部生に同様の依頼をされたら、果たして引き受けられるだろうか。あらためて頭が下がる思いであり感謝にたえない。
もう一つのエピソードは、ディスカッションしてで先生のお部屋に伺ったとき、助教授室にベンチ(実験台)があったことだ。ふつう教員室はオフィスでありデスクワークのスペースなのだが、先生は異なり、つまり文字通り先生自らが試験管を振っているということ。理由をお尋ねしたら「研究がおもしろくておもしろくてしようがないんだよ~」とカラッと仰っておられた。果たして自分はそこまで研究を愛しコミットできているか?オリジナリティの追求ってこういうことなのだと受賞会見を拝聴しつつあらためて思った。
閑話休題。大隅先生!本年度のノーベル生理学・医学賞のご受賞誠におめでとうございます!
東工大バンザイ‼︎
☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆素晴らしいニュースであることは間違いないんだけど、日本では科学報道があまりにノーベル賞に偏り過ぎているから、ノーベル賞が期待できないけど科学の根源に位置する数学や理論物理分野を表彰するブレイクスルー賞などにももう少し焦点を当ててほしい。