【3分解説】宇多田ヒカルが突きつけた4つの「メッセージ」
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注目のコメント
『1998年の宇多田ヒカル』は今年読んだ本の中でも、指折りの面白さでした。
宇多田さんの復帰に、椎名林檎さんのリオ五輪など、この本に書かれていたこと全てが今年つながりました。
コアな音楽ファンでない人こそ、音楽産業史的な観点も含めて楽しめるではないかと思います。
また、音楽業界の取材に初めて取り組んだときには、何度か、メディアがただの宣伝媒体としか思われていないのではないか、という対応を取られ、その特殊性に驚きました。そうした業界にいた方が、ジャーナリストとして業界に向き合われた作品としてもすごく興味深かったです。
ちなみに、1998年というのは、電機業界をはじめ、日本の産業史としても、一つの分岐点となる重要な年だったのではないかと考えています。通常盤のみで正攻法に攻めるのは作品に自信があるからで作品で勝負しろって事ですよね。僕も格闘技選手として格闘技で勝負すると言う当たり前の事を忘れてはいけないと再確認しました。
音楽を聴くファンのパイを増やしたと言う点も当たり前で耳が痛い。
国内格闘技で言うと既存のファンを満足させるかで一人に大してどれだけお金を使わせるかを考えてやって来た事が市場を小さくしてしまった。
ファーストラブが800万枚以上売れているのに改めてびっくりします。それだけ盛り上がっていた。
今は1週間で25万枚との事だがそれも物凄い数字です。それと全米三位という結果でこれからのアーティストに可能性を見させた部分も大きいと思います。
『あっぱれ』です。ガラパゴス日本の音楽業界の特殊性がよくわかる記事でした。歴代一位のFirst loveがある年と比べるのは酷だが、当時とのCD販売枚数の比較は改めて見ると衝撃的
そんな縮小市場の中でもネットに力を入れるより、ファンにCDを何枚を買わせるために特典を変えたものを何種類も出して枚数を嵩上げするというのが一般的になってるというのは知らなかった。AKBの投票券だけではなかったんですね。
そうやってCDを延命させてきたのは事業者として当然だし、ファンは好きで買ってるのだからそれ自体は批判しないですが、一部のヘビーユーザー偏重で、裾野を広げる努力をしないと持続的にはならないですよね
アメリカで定額サービスが本当に市場拡大に寄与したのかは記事からは判別できなかったが、それによって市場が広がるなら日本の音楽シーンも変わるチャンスなのかもしれませんね