過去最高! 新江ノ島水族館がV字回復したワケ
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注目のコメント
「アイデア次第で来場者数は増える!」ってそりゃそうだろ!そこはもっとこう、深掘りして欲しいところ。恐らく、①アイデアを出す数が他施設と比較しても圧倒的に多い ②アイデアが実現に繋がる可能性が高い ③多様な情報開示手段を持っている これらがポイントなんだろうなと察しました。ヒットって渾身の一撃っぽいですが、基本は確率論だと思うので、まずはスイングしまくることが大事なんですね。さらにスイングを継続していくためには、試合に使ってもらえないとやる気なくなっちゃうので、定期的に試合に出て打席に立たせてもらえる機会が必要。そしてインターネットを含めたメディアを活用することで消費者に情報が届くようにする、と。
私の故郷の誇りです!えのすい大好き!
長期的な経営という点では、リニューアル時に「年間パス」を導入して「常連客」づくりを重視したのが大きいのでは、と思います。特別な休日などに遠くから珍しいモノを見に来るという「一見のお客さん」ではなく、普段から「ちょっとクラゲの水槽に癒されに」「学校の放課後ちょっと涼みに」という常連客向けの「場」としての価値を高めるという方針に切り替えたことの延長に、ナイトアクアリウムなどの種々のアイディアが出て来ているように思います。
ちなみに、アメリカでは美術館や博物館で、結婚式や企業のパーティなどをよく開催します。これも同じように「場」としての付加価値を活かしたビジネスといえますね。えのすいは結婚式できるのかなぁ?
それと、地元の漁師さんと協力しているというのは知りませんでした!展示面でも、地元の常連さんとのおつきあいが大事なのですね。
現在の姿になる前は3つの別々の施設が隣接して建っていましたが、そのうちアシカのショーをやっていた「海獣動物園」のすぐ近くに歩道橋があり、中が見えないように歩道橋に不透明のプラスチック板が張られていました。子供のころ「なんとか見えないものか」と、板の隙間をあちこち試して覗こうと試みたことを思い出します。新江ノ島水族館がある片瀬海岸は私の故郷です。
子供の頃は、水族館、マリンランド、海獣動物園という3つの建物に分かれていて、正直あまり人の来ない古い水族館でしたが、当時毎日の遊び場が隣の湘南海岸公園でしたから、本当に懐かしい場所ですね。
江ノ島水族館は大企業が経営しているわけではなく、日活の社長だった堀家の持ち物です。
そのせいもあってか、正直古いままずっと放置されてきたのですが、神奈川県、藤沢市を巻き込んだ片瀬東浜再開発の時に、オリックスの資本を導入したPFIで大成功。
一転してオシャレなスポットになりました。
傍目にはこの変わり方がともかく凄く、全くの別資本に見えますが、実際には今でも堀家で経営されていらっしゃいます。
堀さん自身は東京にお住いのようですが、昔から地元片瀬との繋がりが非常に深かったので、旧水族館時代から地元の漁師さんからお魚を入れていますし、相模湾の魚類に関する展示も凄い力が入っているのですよ。
ここでも触れているイワシの大群も、相模湾にたくさん生息しているウミガメを自由に触れるウミガメの浜辺とかもジャストアイデアではなくて、そういう昔からの繋がりがあったからこそ実現できたんです。
有名なナイトワンダーアクアリウムのようなイベントばかりが注目されていますが、元々地元に根付いた施設だったからこそできた企画も多いはずだと思います。
個人的にはこういう記事はとても嬉しいです。
なお、カップルばかりのナイトワンダーアクアリウムもいいですが、お子様がいるご家庭には、親子でいくお泊りナイトツアーがオススメです。
夜の水族館にお泊まりする体験は、きっと楽しい親子のイベントになることでしょう。