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これは大変期待したいですね。ワクワクします。
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キターーーーー!!!!NASAの重大発表は予想通り、エウロパからの水蒸気の噴出の発見でした。これは地球外生命の発見につながる大発見!!!

日本語記事一番乗りを狙って、早速要点を訳して掲載しました。もっと詳しい解説はクマムシ博士 @horikawad が書いてくれることを期待!(と振ってみる)

【追記】僕は自分の仕事にも関わることなので熱く燃え上がっておりますが、コメント欄のクマムシ博士のブログが冷静でフェアな分析をしているのでそちらもご参照ください。NPの編集部の方へ、クマムシ博士をプロピッカーに推薦します!!
小野さんの要請に沿って書かせてもらいました笑

「NASA発表の「エウロパに間欠泉の存在」の意味を考える - むしブロ」
http://horikawad.hatenadiary.com/entry/2016/09/27/072603

今回の研究成果は科学的見地からは新規性はそこまでありませんが、宇宙探査戦略や社会的インパクトを考えると、とても重要で、NASAの会見の意義はそこだったんじゃないかと思います。

個人的には、早くサンプルリターンなりin situでの探査なり何なら友人探査なりをして、地球外生命体が1日も早く見つかるのを願っています。
エウロパは木星の月(衛星)の一つだ。確かに水蒸気噴出は宇宙生物学的にも興味深いが、なぜエウロパで起きて他の衛星では起きないのか(単なる選択効果か?)、氷から水、そして水蒸気にいたる加熱メカニズムは何か(潮汐加熱か?)、なぜ200km長にわたる水蒸気噴出が極方向から起きるのかにも興味がある。この分野の文脈に明るくないので、すでに研究結果があるかもしれないが。堀川大樹さんのブログ(※)にあるように、エウロパの間欠的水蒸気噴出現象そのものは2014年度にサイエンス誌(※※)に掲載されているので新規性はない。ゆえに、研究開発費を取りやすくしたいNASAの戦略的論文であることは間違いなさそうだ。個人的には、エウロパの水蒸気噴出現象が、遠方銀河ばかりを観測しているイメージがあるハッブル望遠鏡による観測だったことに少々意外性を感じた。

【参考文献】
【※】
http://horikawad.hatenadiary.com/entry/2016/09/27/072603
【※※】
http://science.sciencemag.org/content/343/6167/171
おお、小野やクマムシ先生の予想的中だ。さすが!これ、小野のNIACの無人潜水機にも追い風なんじゃない?魚、いるといいね!

追記:
参考までに「小野のNIACの無人潜水機」とは、エウロパやエンセラドゥスのような星の地下海にどうにかして無人潜水機を送り込むというミッションアイデアです。僕は勝手に「魚探すやつ」と呼んでます。
http://www.nasa.gov/feature/journey-to-the-center-of-icy-moons
エウロパといえばモノリス、と私の世代的には言いたいところですが、ともあれ、地球以外に水があるといわれる二つの衛星、エウロパとエンケラドゥスのうち、エウロパに液体の水があると確認されたことで、生命探査の可能性が一気に広がりましたね。

水蒸気の噴出があるということは、氷層の薄い場所があり、そこから衛星内部の、”海”につながるルートが存在するということ。

NASAは2020年代にエウロパに向けて無人探査機を打ち上げる計画をすでに発表していますから、エウロパまで5年かかるとして、早ければ2025年には初の地球外生命発見!となるかもしれません。
夢が広がりますね。
原文を読んでみると、「生命発見」の可能性については、限りなく慎重なスタンスをとっている。NASAは、こうした発表を行う際に、いつも「驚くべき発表」というキャッチで、会見を開くことをPRする。しかし、そのあとに・・・「エイリアンではありません」と続く。昨年末も、まったく同じパターンで広報していた。

だから私は、まったく驚けなかったけれど、
驚ける人をみると嬉しくなる。

何に驚けるのかは、その人が持つ才能です。
ある程度予想されていたことなのでサプライズはないけどアドバルーン的に報道されまくってるので予算確保の観点からいうと大成功ですね。エウロパ探査機に数千億円の予算がつくことでしょう
この分野、NPはコメント陣が強力で理解が捗りますね。
クマムシ博士の、発表の背景に踏み込んだ記事もとても分かりやすかったです。
まあせいぜい細菌くらいいたりして。

ただし、我々が生物と思えるような微生物や動植物である真核生物のようなものと、細菌・古細菌との差異は大きいので(ミトコンドリアのようなものをうまく取り込んで多様性に火をつけた現象が偶然発生したのは地球史上おそらく1回)、同程度の太陽系の歴史を共有するエウロパに何かいるというのは直感的にはほぼないかなと。
イーロン・マスクには火星だけでなく、エウロパにも人を運ぶ計画を推進してほしい。将来はこういう夢のあるミッションに資金提供したいなぁ。