スマホ回線料、引き下げへ…「格安」普及後押し
読売新聞
209Picks
コメント
選択しているユーザー
大手キャリアは昔は5000円ぐらいで維持できたのに、今は2000円ぐらい値上がりしています。ただ、無理に安くすると、それはそれでまた歪みが生まれます。
注目のコメント
MVNO向けの卸価格は、接続約款で定められており公開されています。今年度で言えば、MVNOのほとんどが仕入れているDocomoは79万円/10Mbps。ある意味各社とも同じ価格で仕入れ、その帯域を何人の加入者でシェアし、通信設備コスト、マーケティングコストや各種サービスのコストをのせた料金体系を組んでいます。
この料金は毎年見直され、総コストをデータ利用量で割って出しているので毎年大きく下がってきていて、これがMVNOの普及の最大の要因になってきました
今回の引き下げがどの程度のものになるのかは分かりませんが、各社にとって追い風。下がった分を利益にするのか、値下げで消費者に還元するのかというところが各社の戦略の分かれ目になります直近の1年でMVNOの契約数は310万増加しました。MNO3社による協調的寡占が崩れつつあります。
MVNOについては、車、機械、家電などIoT領域で拡大する兆しも見えています。2、3年内には通話用の端末数をM2Mが逆転します(もちろん、ARPUは低いです)。進出を検討している事業者からは、MNOが有する加入者管理機能の解放が、より円滑に進むように、という要望も聞いています。
こうした動きの先には、より踏み込んだ電波利用の見直しもあるかもしれないと、個人的には考えています。