なぜ弁護士の書く文章の読点は「、」でなく「,」なのか
STORIA法律事務所ブログ
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注目のコメント
弁護士さんだけでなくて、理科学書もそうですし、公文書も大抵「、」ではなく、「.」ですよ。
タイトルと違ってそもそも何故「、」ではなく「,」なのかは書かれていませんが、実は私も昔に気になって調べたことがあります。
どうやらこの理由は、昔ワープロがない時代に、和文タイプライターというのを使っていたからのようです。
初期の和文タイプライターは縦書きにしか対応しておらず、横書きにすると「、」だと位置がずれてしまうため、仕方なく横書きの時に「,」で代用したのが、そのまま慣習となり、遂には公文書の作成方法として定められてしまったのだとか。
お役所の世界には色々不思議なことがありますね。書いた本人です。
裁判所に提出する書式については,今回の「,」の他にも
A4横書き,12ポイント,1行37字×26行
などのルールがあるのですが,実際にこれらを厳守している弁護士は半分程度,という印象です。
「たかが書式なんかで裁判官の判断に影響しない」と言うのは簡単ですが,「判断に影響が生じる可能性がある以上は,形式にも最善を尽くしておく」というスタンスが,依頼者の代理人である弁護士としては望ましいと考えてます。