(Bloomberg) -- 英スタンダードチャータードはプライベートエクイティ(PE)部門を担当幹部にスピンアウトすることを検討している。事情に詳しい関係者2人が明らかにした。ビル・ウィンターズ最高経営責任者(CEO)は事業の簡素化とリスクテークの縮小に引き続き取り組んでいる。

関係者によると、同社がスタンダードチャータード・プライベート・エクイティ(SCPE)部門を分離・独立させる可能性を検討しているのは、資本規制の厳格化や同部門の損失に直面していることが背景にあり、ジョゼフ・スティーブンス氏ら幹部らが同部門の経営権を取得するという。同部門は約50億ドル(約5100億円)の資産を運用管理しており、ナイジェリアの銀行や、香辛料の効いた麺類で有名なシンガポールのチェーンの持ち分が含まれる。関係者は議論が結論にまだ達していないとして匿名を条件に語った。

昨年就任したウィンターズCEOは、貸倒損失などで落ち込む同社の業績を回復させるため、1000億ドルに上るリスク資産の処分や再編を進めている。SCPEを傘下に置くプリンシパル・ファイナンス部門は今年1-6月(上期)に1億6700万ドルの損失を計上した。昨年7-12月(下期)は1億500万ドルの損失だった。

スタンダードチャータードの広報担当、サイモン・クットナー氏は、同社が「非中核事業や、厳格化されたリスク許容度の範囲外にある事業について検討している」と電子メールで説明した。

原題:StanChart Said to Mull Private-Equity Unit Spin-Out to Managers(抜粋)

: 東京 守護清恵 kshugo@bloomberg.net.

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