遠いアフリカで、中国が日本にイラついている理由
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注目のコメント
中国とアフリカの繋がりは、実はとても古いのです。
その交流は、古くは15世紀、鄭和の大航海に始まり、新中国成立後は、中国は一貫してアジア、アフリカ諸国の非同盟運動の中心国であり続けました。
それだけに援助の歴史も非常に古く、新中国成立直後からアフリカ諸国への援助を開始し、特に1964年に周恩来が対外援助8原則を発表して以来、援助の規模はドンドン大きくなっていきました。
例えばアフリカ諸国が自力で建設した最初の長距離鉄道である、有名なタンザン鉄道は、1975年中国の全面的な支援で完成したものです。
当時、米ソに対抗する第3極のリーダーを自称していた中国にとって、ヨーロッパの植民地から独立したアフリカ諸国は、自国の主張する正義を担保し、又数的にも国際的発言力の後ろ盾として非常に大事な存在だったのです。
要するにそういう歴史を無視して、今更日本がノコノコやってきて、というのが中国人の心中にあるのだろうと思います。
現在進行形の国際情勢に起因する理由も、当然誤りではありませんが、それだけを見ているだけでは、正しい中国理解にはならない様な気がしますね。ほんとならアフリカはヨーロッパに任せたらいい。日本は二次受けでいいよ。
ただ、ヨーロッパはお金ないからな。二十世紀にアフリカを開発したのはヨーロッパ、よくも悪くも落とし前をつけるべきだと思うが。投資されるアフリカの人達にとっては日本か中国かより、自国民の繁栄が重要だと思うので、変な記事に流されず、現地の人に必要なものを提供していきたいですね。