アメリカ、インドはランクインならず
コンピュータープログラマーのコミュニティを運営する「HackerRank」は8月25日(米国時間)、どの国に優秀な開発者がいるのかを示す調査結果を発表した。
HackerRankでは、コーディングが練習できる無料ウェブサイトを運営しており、開発者たちは課題を解くことで自身のコーディングスキルを磨くことができる。このほどHackerRankは、課題に挑む各開発者のスピードと正確さに基づいて、150万人をランクづけした。
今回の調査結果では「どの国が総合評価で最も優れているのか」「どのタイプの課題が最も人気があるのか」「各タイプの課題で首位に立つのはどの国か」「各国はどのプログラミング言語を好むのか」がランキングされた。
同サイトへの参加者が最も多いのはアメリカとインドだが、総合評価では両国とも残念な結果に終わった。アメリカは28位、インドは31位だったのだ。
果たしてトップ10にはどの国が入っているのか。そして、その理由とは何かを見てみよう。
日本は「AI」部門1位、総合6位に
10位:イタリア
イタリアは、HackerRankで出題される「データベース」と「チュートリアル」の課題に関して特に目覚ましい成績をおさめ、これら両部門で2位にランクされた。
どうやらイタリアを高く評価しているのはHackerRankだけではないらしく、アップルは同国にあるナポリ大学にプログラマー600人を対象とする学校を新たに設置すると発表している。
9位:チェコ
チェコ共和国は「シェルスクリプト」部門でトップ、「数学」部門でも2位にランクされた。これらのスキルが物を言い、同国は総合ランキングで9位を確保した。
8位:フランス
HackerRankの調査結果によると、フランスのプログラマーたちは「C++」部門でトップになった。理由のひとつとして、同国が2014年6月から小学校でプログラミングの授業を開始したことがあげられる。
7位:台湾
7位に入った台湾は「データベース」「関数型プログラミング」「アルゴリズム」「データ構造」の各部門で好成績をおさめた。ちなみに台湾では、Python(パイソン)が人気言語であることが今回の調査からわかった。
6位:日本
日本は「人工知能(AI)」部門で世界一に輝いた。といっても、これは驚くに値しないだろう。同国はAIにおいて飛躍的発展を遂げつつあり、たとえば、報道によると今年の夏、東京大学医科学研究所がAIを使ってがんを診断し、ある女性の命を救ったという。
中国は僅差でロシアに勝ち、総合1位
5位:ハンガリー
総合ランキングで5位に入ったハンガリーは「チュートリアル」部門の成績で世界のトップに立った。同国は小・中学校でコンピュータープログラミングの授業を教育システムに導入したヨーロッパ最初の国のひとつだ。
4位:スイス
上位15タイプのなかの9つの分野で、スイスはトップ5に入るスコアをおさめた。この好成績により、同国は総合評価で最上位の国のひとつになった。ちなみにスイスは、最初のプログラミング言語のひとつであるPascal(パスカル)が誕生した国でもある。
スイスは、イノベーションに関する能力および達成に基づいて世界の国々を毎年ランクづけする「グローバル・イノベーション・インデックス」(GII)の2016年版報告書でも1位にランクされている。
3位:ポーランド
ポーランドは「Java(ジャバ)」部門で1位になった。JavaがHackerRankユーザーの大半から好まれる言語であることを考えると、これは特に強い印象を与える結果だ。ランキング入りしたほかの国々の多くと同じく、ポーランドの学校でもコーディングの授業が行われている。
2位:ロシア
ロシアのハッカーたちがニュースをにぎわせる昨今、HackerRankの課題で同国が好成績をおさめたことは、おそらく驚くに値しないだろう。ロシアは、同サイトで一番人気の分野「アルゴリズム」で首位の座を獲得した。
1位:中国
中国はロシアに僅差で勝ち、HackerRankにおける優秀なコンピュータープログラマーの総合ランキングで1位に輝いた。特定の課題について言えば、中国は「データ構造」「数学」「関数型プログラミング」の各分野で最も優れた成績をおさめた。
原文はこちら(英語)。
(原文筆者:Lori Janjigian、翻訳:阪本博希/ガリレオ、写真:AndreyPopov/iStock)
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This article was produced in conjuction with IBM.