【3分解説】自動車は儲からない? アップル、20兆円はどこへいく

2016/9/10

成熟したアップル

「アップルは競合製品に追いついただけで、飛び越えてはいない」(米ウォール・ストリート・ジャーナル)
「最近では、サプライズはほとんどなくなってきた」(米ニューヨーク・タイムズ)
現地時間の9月7日、恒例の発表会の場でアップルのティム・クックCEOはiPhone7の全容を発表した。しかし世間の反応はといえば、おサイフケータイなどガラパゴス機能に沸いた日本を除けば、総じて真新しさを賞賛する声は少なかった。
実際、この日のアップル株は2.7%下落。アナリストの中には同社株を「買い」から「中立」に引き下げた例もあった。
そうした状況は、このところ厳しさが増す業績にも如実に表れている。そこで今回は、アップルが直面している現状を今一度おさらいしておこう。