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今の段階で、香港、台湾、シンガポールと比較し「ガラパゴス」とは、あれほどのリアリティをもって創り上げた作者に、さすがに失礼なのではないか? たとえば、黒澤明の「羅生門」がはじめから、すべての国で受け入れられたかといえば、それは違うだろう。

売れた・売れないという表層的な軸で、数字だけを追うのではなく、これが「エヴァンゲリオン」のように、新たな創作軸をもつ作品として理解されるかどうか、という視点で、各国での反響を論評してみると、この映画がもたらす影響、そして日本映画の位置付けを、より深く描き出せるようになると思う。
リーダーシップがないリーダーの存在とか、危機的状況でも法律とか制度とかにとらわれるエリート、というキャラクターは日本以外では通用しないでしょう。少なくとも映画のキャラにはならないし、共感されない。
この映画、日本で観たとき、あっという間の2時間を堪能して非常に好きになってしまったので、アジアでも共感というか、反響が広がるだろうとすっかり思い込んでいたので、そのあまりの落差というところでけっこうビックリして、そこがこの原稿の出発点になっています。シン・ゴジラの世界での評価が固まってくるのはもちろんこれからですが、これだけ日本でヒットしているなかで、「海外ではどうなんだろうか」という疑問は誰の心にもあるのではないでしょうか。そんなところに、ファーストタッチの素材を提供しようという狙いで執筆しました。
記事中に『千と千尋の神隠し』との比較があったが、同作は米国公開をするにあたり、当時のディズニーCEOのアイズナーが試写を見て理解できなかったという逸話がある。いわく「なぜ悪役がいないんだ?」。勧善懲悪を前提とする英雄物語は、ハリウッドに限らず、世界中でも最も理解共感される物語であろう。ただし、比較神話学者のジョーゼフ・キャンベルが『千の顔をもつ英雄』で明らかにした普遍的な英雄譚の神話構造は、世に喧伝されるほど単純なものではない。キャンベルは、神話の深層心理にわけいり、人類の集合的無意識の暗闇と格闘したすえに、前著をものにした。『シン・ゴジラ』は、日本という国家の集合的無意識が見事に描写されている。それがどれほど「特殊」で「例外的」に見えたとしても、根底において人類全体の意識とつながっている。そういう目で見た時、日本と世界の関係が違って見えてくる可能性がある。
すごい配給規模の割に、世界で共感できるような要素への配慮は殆ど無く、あくまで東京の街並みに馴染みがあって、震災を体験していて、+エヴァ好き、の日本人向けに作り込まれているとしか思えないですね。
感情的なコメントがかなり散見されるが、そのこと自体が、この映画がガラパゴスである証左なんでしょうね。本稿で書いてある内容は的を射ているように思います。私も見に行きましたが、個人的には日本人特有のナショナリズムというか、自意識過剰とも言える自己批判と自己陶酔、そして全体主義的な国威発揚感がどうにも受け入れられず、一方で絶賛している人達はこれが好きなんだろうな、と思って見てました。
うーん、あんまり中身がない記事でした。他国の人がどう感じようか、正直あまり興味がないところでした。残念…。
個人的には、とても興味深い視点。映画は、非日常に自分たちの理想・現実・当たり前が混在して、共感を感じる非日常の世界が描かれていると思う。その観点で、日本人と非日本人で何が違うのかというのが明確にでるものだと思う。特に、仲間が一致して問題解決に向かう姿(集団主義)が表現されているが、それは必ずしも他国で共感されていないという事実。
自分自身の体験として、非日本人でもこういった価値観に共感する方は、逆に日本や日本企業の魅力として捉えていることが多い印象。重要なのは、日本人にそういう特性があり、それが必ずしも日本以外で当たり前ではなくて、そしてどちらにもメリット・デメリットあるという認識に立脚することだと思う。そのうえで、何を重視していくかは個々人・個々の企業の判断。
歴史を勉強するにつれ、日本は特殊な国だなあ、と最近つくづく思います。日本を世界にアピールするためにも、日本のどこが特殊かガラパゴスか、を徹底的に知ることがまず大事だと思います。
なるほど。記事でも触れられていますが、僕もこの映画の肝は、怪獣映画なのに怪獣の登場が少なく(でも十分その恐ろしさは伝わってくる)、ときにコミカルな会議のやり取りで怪獣に対する国の危機を表現しているところだと思ったので、そこが共感されないと難しいですね。海外ではそういう映画として売り込むべきなのかもしれません。
ちなみに、僕がクスリときたのは、一旦ゴジラが海へ帰った後の「京浜急行線以外は平常運転をしています」みたいなテレビ音声のシーンでした。ありそうだなぁと。
この連載について
興行収入が53億円を超え、大ヒット中の映画「シン・ゴジラ」。人気の理由には、ゴジラ映画としての完成度はもちろん、政権中枢を担う政治家や官僚の組織と人間模様を描いた徹底的なリアリティにもある。日本に「ゴジラ級」の災難が訪れたら、この国は本当に対応できるのか。北朝鮮に中国、原発、サイバーテロ、財政破綻……。ゴジラを日本が対峙する「危機」の象徴として捉え、日本の危機対応を徹底的に問う。
株式会社ユーザベースは、「経済情報で、世界をかえる」をミッションに掲げる日本のスタートアップ。ソーシャル経済メディア「NewsPicks」及び企業・産業分析を行う人向けの情報プラットフォーム「SPEEDA」などを提供している。 ウィキペディア
時価総額
846 億円

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