ハウステンボスの「変なホテル」が描く世界戦略 ロボ接客、人件費圧縮で高収益
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ちょうど今週、子どもと「変なホテル」に宿泊してきました。
1泊でしたが、滞在中会った人間スタッフは1名。
フロント、クローク、荷物運び、清掃はロボット。
フロントには真ん中に夢子さん。両サイドに恐竜のロボ。
クロークは、チェックイン前後の荷物預けとして。
荷物運搬ロボを利用したかったのですが、生憎利用した宿泊棟は対象外でした。
清掃は、廊下、芝刈り、窓ふき。
部屋のキーは、顔認証。
部屋に入れば、ベッド横にチューリーちゃん。
彼女がいろいろ教えてくれるのですが、正確な音声認識はもう少し時間かかりそうです。
ロビーには、DMM.make ROBOTSが扱っているロボが勢揃い。
宿泊してみて、特段不便は感じませんでした。
ただ、チェックインでやり方が分からず「?」となっている人はいらっしゃったので、そのような方のお手伝いとして、またコンシェルジュ的な役割を担う人間スタッフは必要そうです。
このホテルにあるロボットだけではなく、高度なコミュニケーションはやはりまだまだといった印象。
来年春に千葉県・舞浜に同じようなホテルが出来るということなので、それまでどれだけロボットの機能が変化しているのか、楽しみにしています。「ロボットを使った生産性向上」というキーワードで想起される企業No.1になっているのがブランド上の最強の強み。100聞は1見に如かず。
行けば、変なホテルのすごさよりも、ハウステンボスの凄さになにより驚く。
数か月前にハウステンボスに夜1時間だけ立ち寄り、変なホテルに宿泊したが、何より驚くのがその立地の悪さである。博多や長崎からどんな手段でも1時間以上かかるその場所は、自然美もその他強みも特にない。テーマパーク観光客を集めるには異常な悪条件である。それを黒字転換させるんだから本当に澤田さんは凄い。見に行けばわかりますが、イルミネーションは圧巻です。TDRのエレクトリカルパレードより質が高いものが、ガラガラで見れるという素晴らしさ(笑)。如何にして来る理由を作ろうとしたかの、苦心が見て取れます。これが商売人・これが経営者か。というのが感じられるのでオススメです。
変なホテルは正直まだまだの印象。ハウステンボスの他のホテルと比べても予約状況良くない(ハウステンボス内ホテルでは2,3番手で、結構簡単に泊まれます)ことからお客様の期待を下回っていることが想定されます。稼働率が高いと記事にあるのも、客室数が現状72しかないからこそだと思います。宿泊客口コミもいまいちです(楽天トラベルで3.76)。
生産性向上も、騒がれているようなイメージではなく、自動券売機と自動カードキードアの領域を出ていません。まさにブランドイメージを先行させてこれから!というとこですね。
実は日本のホテル界で生産性向上最強は、星野リゾートじゃないかと思う。泊まる方の夢を壊すようで申し訳ないけど、あれだけの値段をとっていますが、セントラルキッチン工場生産を大活用してます。星野さんの凄さを感じます。負けらんね~開業当初は従業員30名なのが、今後6名まで絞るとの事。昨日あるエリアの一番旅館さんと一緒でしたが、導線が悪いと人を抱えざるを得ず生産性が下がる為、改修へ。この辺りを一気にロボットで解決する変なホテルは面白いです。