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コメント
注目のコメント
シン・ゴジラが大好きな官僚たち。
取材に当たって、しばらくぶりに霞が関に通い詰めました。
2年には1回異動を続ける彼らは、知り合った人がいつの間にか、官邸勤務になってたりして面白いです。
中央省庁とはいいますが、「省庁でも所詮は田舎侍、官邸にいくと、初めて国の権力が見える」とも。実際、「官僚的」とは言いますが、彼らには意思と頭脳があり、民間の大企業の方がよっぽどお堅いなとはよく感じます。
と、個人としての官僚は面白い人が多いのですが、やっぱり組織となると、テクノロジーの進化、日本の構造変化に比べて、国の改革が遅いし、ダメダメな決断となるのも事実。
安倍政権が、うまく官僚を操れているのあれば、それこそ今のうちに嫌なことに手をつけていってほしい。それは官僚たちも皆分かってるはずです。みんな最初は国のために強い意志と希望をもって仕事に取り組むが、10年以上経つと慣れてきて、また諦観も出てきて、そして自分の生活も大事になってきて、規則や法律がないと悪いコトする人が出てくる。それを防止するために裁量ではなく合議にするから判断が遅くなる。だとすると、官僚は専門職を除いて基本10年有期制にして、燃えている間だけやってもらうのでいいのではないか。その代わり役職に対して相応の裁量権を与える。後任は後輩ではなく外部からやってくるとなると悪いことも後で露見するからできないし。そもそも官民問わず21世紀にもなって「新卒一括採用・年功序列・終身雇用」を続けていることが悪いサイクルを生み出していると思う。
「霞ヶ関はバカばっかり」みたいなことを言って官僚をこき下ろす政治家がたまにいますが、キャリア官僚の多くは東大法学部を筆頭とする超一流大学の卒業生で、彼らが外資系企業に行けば、国家公務員の何倍もの給料がもらえるような人材。彼らの肩を持つわけじゃないですが、それでも官僚を目指す学生は、収入以外の高い志を持って霞ヶ関を目指します。
官僚主導ではなく政治主導、といったって、政治家だけでは100兆円の予算を組み、1億2,000万人強の民を統べることはできません。官僚がいるからこそ国家が運営できるのであり、彼らをうまく使って初めて政治家は「政治主導」を唱える資格がある、と思っています。
ゴジラが出た、自衛隊を出したいがゴジラ対応が防衛出動になるか、治安出動になるのか。「武器使用ができるかどうか」に関わるだけに、まさに今の自衛隊の論点そのままでしょうね。