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コメント
注目のコメント
いやーこの人面白いわ・・・おっと、現役の国務大臣に失礼しました。
でも、シンゴジラだけならまだしも、じゃあ、クランシーの合衆国崩壊のような事態が起きたらどうしますか? あるいは新幹線大爆破(懐かしい)では? と即座に切り返せるのは凄い。
シンゴジラブームで色々な方が小難しい事を言っていますが、これほど面白く安全保障や危機管理についての問題提起ができる政治家や専門家はまずいないでしょう。
安全保障について今必要なのは、国民にいかに分かりやすく、考える材料を与えるかという事です。
だって政治家やメディアはずっと、「日本に攻めてくる国などない。あると考えるだけで右翼だ!」か「いざという時はアメリカがいるから日本は考えなくて大丈夫」のどちらかでしたから、自分の頭で考える、不測の事態をシミュレーションするという機会を奪われてきた訳ですから。
冒頭に石破さんが言っていますね、「みんな、真面目に考えよう」と。
そう、安全保障に限らず日本の政治にとって、今、それが一番大事です。安全保障、日本人がこれから1番考えなければいけないことだと思っています。記事にも出てきましたが、日本の近隣の国では、侮日や反日活動が積極的に行われています。それに対して腹を立てている方も多いかと思います。では、どうやってそれを解決するのでしょう。話し合いますか?これまでの歴史が示す通り、話し合っても相手は応じません。応じないということは、問題は解決しないということです。なぜならこれこそが外交であり、相手には相手の都合と事情があるから。
じゃあ、極論かもしれませんか、それなら戦争をしますか?相当腹を立てている、いわゆる右翼と呼ばれる人々でも、日本が戦争をすることを望んでいる人はまずいないと思っています。まして、日本社会全体が、戦争をすることを歓迎するということもあり得ない。
記事の言葉を借りると、相手はミサイル100発を日本に向けて配備している。そんな中で話し合っても解決しない。でも戦争をしたくない。それでは解決になりません。ではどうしましょうか?恐らく日本人は、誰も答えられません。なぜなら日本には、そもそも戦って相手を服従させるという文化がないから。
だから、みんなで考える必要があるんだと思います。日本人の危機管理意識は、自分も含めて薄い。他国と陸で国境を接していない、殆ど他国に侵略された事がない等、歴史的に危機感が薄い民族。80年代ソ連健全な時の話ですが、ドイツでライン川に架かる橋の下に大きな箱がいくつもあるので、「あれ何?」と聞いたら平然と「あーあれ?ワルシャワ条約機構軍が攻めて来た時に橋を落とす爆弾の設置場所」と答えられたのが、私の国防意識の目覚めでした。3.11の大震災の後、東京に居る外国人駐在員が激減した事知ってます? 大企業は福島原発に関する政府発表を鵜呑みにせず、飛行機までチャーターしてました。たまたま本社から日本に出張していた私は俄か現地レポーターになり、本社の危機管理リストでは「避難を拒否」と書かれました。天災と防衛、どちらも危機管理という意味では、情報収集、シミュレーションと事前対策が必要。日本の周辺は確実に危機レベルが上がっている。外交と防衛が本当に問われている。その意味ではゴジラに感謝。