この連載について
この連載の記事一覧

もっとフィリピンを知る──現地名店と読書案内
NewsPicks編集部 65Picks

日本企業の関心高まるフィリピン 家事労働の来日は増えるのか
NewsPicks編集部 60Picks

フィリピン出稼ぎ立国は変わるのか 好景気の実力
NewsPicks編集部 65Picks

【フォトスライド】現地写真とグラフでみるフィリピン
NewsPicks編集部 81Picks
フィリピンは「アジアの病人」を脱することができるのか
NewsPicks編集部 143Picks

もっとシンガポールを知る──現地名店と読書案内
NewsPicks編集部 172Picks

リー・クアンユー後のシンガポール政治は盤石か
NewsPicks編集部 113Picks

日本占領期から100円ショップ人気まで。50周年を迎える日・シンガポール関係
NewsPicks編集部 91Picks

淡路島ほどのシンガポール。発展の秘訣とリスクを探る
NewsPicks編集部 227Picks
海賊の島から日本を抜く所得水準へ。変貌するシンガポール
NewsPicks編集部 901Picks
アキノ政権(2010〜16年)でマクロ経済は改善しましたが、雇用や貧困、犯罪などの問題は簡単には解決できません。一つ一つコツコツやるのが王道かもしれませんが、それを待っていてはいつまで経っても変わらない、そうした国民の期待が寄せられています。
そのなかで印象的なのが、ドゥテルテ大統領の娘のサラ・ダパオ市長もスピード違反で逮捕されているという点。身内だろうが悪いものは悪いと一貫することは最低限必要。
ただ、一つ明確に思うのは、物理的な手段に出ているというのは「トップクラスの指導者ではない」ということ。何もしない指導者と強硬に出る指導者、どちらがよいかは議論が分かれると思う。ただ、法整備をちゃんとしてそれを執行することで停める・予防するというのが一番重要。シンガポールの国父、リー・クアンユー氏に関して、汚職をZero Toleranceで排除したのが、個人的にはすごいと思っている。もちろん傑出したリーダーゆえにできたところもあるだろうし、シンガポールはシンガポールで弊害も指摘されるが、それでも手法としてはより高位だと思う。
ドゥテルテ大統領の治安対策は市民も支持しているとのこと。
懸念は、死者が出るような対策のプロセスが明確化・透明化されてないことを始め、法律外の大統領権力が肥大していくことですが、ダバオ市では「ドゥテルテ大統領の娘のサラ(現ダバオ市長)ですらスピード違反で逮捕されたことがあるほど」とのことなので、大丈夫なのかもしれません。
経済政策も手堅いようなので安心しました。