【NP談話室】アマピッカーが選ぶ注目NewsPicksニュース ~2016年8月度~
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注目のコメント
①選択した記事名
杭偽装、2社営業停止へ 元請けは指名停止 国交省方針
https://newspicks.com/news/1341030
②元のコメント
以前「日経アーキテクチュア」の記事では、国土交通省住宅局建築指導課の担当者が、データ改ざんが手続き違反に当たる可能性はあるが、罰則や処分に該当するとは考えづらいと話していた。
世間を騒がせた責任をから、何らかの処分が必要。
そこで、一括下請負の禁止条項で処分という手段をとったように感じます。
ですが、いまだにマンション傾斜の直接的な原因がわかっていません。
現在は、手すりのずれ、杭工事のデータ改ざん、杭の支持層未達、建物の傾斜、それぞれの関連性が不明なのに、責任問題まで加味されて報道されている。
また、2cm程度のずれが品確法の範囲内であることも、すでに多くの記事で述べられている(とはいえ、施工責任は問われると思いますが)。
責任と技術的な要因は切り分けて、それぞれをきちんと分析しないと、本質を見失います。
杭問題が建物の傾斜と無関係である可能性もあります(だからこそ、旭化成建材は元請の鈍い対応に業を煮やし、独自で会見を行ったとも考えられます)。
現場での調査がどうなっているのか、気になります
以下の記事が、わかりやすく技術的なことを述べています。
https://newspicks.com/news/1294434
③選択した理由
多くの人は、杭工事のデータ偽装がマンションが傾いた原因だと思っているのではないでしょうか。
実際にわかっていることは、杭工事でデータ偽装があったということと、マンションの手摺がずれていたということ。
データは偽装しているが本当に杭は未達だったのか、未達だったとしてそれが手摺のズレを引き起こしたのか、このズレから想定される傾きは品確法の範囲内で、そもそも傾いているのかなど、それぞれの因果関係が不明のまま。
このマンションの1年前に杭の未達が問題になった「パークスクエア三ツ沢公園」では、基礎工事に瑕疵があったことが判明。
全棟建て替えとなりました。
https://newspicks.com/news/1424977
建築業界、少なくとも僕の廻りの設計者では常識なのですが、恐らく一般的にはそう思われていないでしょう。
再発防止のためにも、きちんとした検証、データーが欲しい。