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【お申込み受付中】IoTを30年前に予想していた電脳建築学者、坂村健が未来を語る

2016/8/24
ワークスアプリケーションズが9月28、29日の2日間で開催する「COMPANY Forum 2016」。各界の著名人・有識者による講演が多数用意されている中、NewsPicksはワークスアプリケーションズと共同セッションを企画した。テーマは「技術革新から社会革新へ」。IoTを30年以上前に予測していた“電脳建築学者”、坂村健氏が登壇し、テクノロジーの発展がたどってきた過去の歴史を紐解きながら、IoTの未来を予測する(事前登録制・申込無料。文末にお申込フォームがあります)。

IoTを社会革新へ

ネットワークにつながったモノ同士が人を介さずに通信し合い、ひとをサポートする──。今で言う「IoT」の世界を、30年ほど前の1980年代から思い描いていた人物が、東京大学大学院情報学環教授の坂村健氏である。

IoTを実現するためのアーキテクチャとして自前のOSが必要であると判断し、プロジェクトチームを結成してOS「TRON(トロン)」を1984年に開発。建設会社などとも協業し、TRONを活用した住宅、スマートハウスを建築した。

OSと言えば、パソコンやスマートフォンに搭載されるWindowsやAndroid、iOSをイメージする人が多いかもしれないが、デジタルカメラや自動車制御、産業機器など、コンピュータ以外のさまざまな機器にもOSは存在する。

「TRON」は、小惑星探査機「はやぶさ2」の制御システムをはじめ、自動車のエンジン制御、デジタルカメラ、携帯電話、工場内の機械制御等、さまざまな分野の組込みシステムに幅広く利用されている。

今も現役としてTRONプロジェクトを率い、テクノロジーを活用した画期的な未来の実現に向けた調査・研究活動を続けている坂村氏。講演では「技術革新から社会革新へ〜IoTの未来〜」をテーマに、IoTの先にある近未来の社会の姿を語る。

坂村健(さかむら・けん) 東京大学大学院情報学環教授。 1951年東京生まれ。専攻はコンピュータ・アーキテクチャ。1984年から「TRON」プロジェクトのリーダーとして、オープンなコンピュータ体系を構築して世界の注目を集める。TRONは携帯電話やデジタルカメラ、自動車のエンジン制御など幅広く使われている。現在、IoT社会実現のための研究を推進している。 2002年1月よりYRPユビキタス・ネットワーキング研究所長を兼任。2015年 ITU(国際電気通信連合)創設150周年を記念して、情報通信のイノベーション、促進、発展を通じて、世界中の人々の生活向上に多大な功績のあった世界の6人の中の一人として選ばれる

坂村健(さかむら・けん)
東京大学大学院情報学環教授。
1951年東京生まれ。専攻はコンピュータ・アーキテクチャ。1984年から「TRON」プロジェクトのリーダーとして、オープンなコンピュータ体系を構築して世界の注目を集める。現在は、IoT社会実現のための研究を推進している。
2002年1月よりYRPユビキタス・ネットワーキング研究所長を兼任。2015年 ITU(国際電気通信連合)創設150周年を記念して、情報通信のイノベーション、促進、発展を通じて、世界中の人々の生活向上に多大な功績のあった世界の6人の中の一人として選ばれた

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*坂村健氏は9月28日(水)14:50-15:50、グランドハイアット東京(東京都港区六本木6-10-3)で登壇します。「COMPANY Forum 2016」は、参加費無料・事前登録制のイベントです。こちらでお申し込みください(応募者多数の場合は、抽選とさせていただきます)。

本講演はワークスアプリケーションズが主催するイベント「COMPANY Forum 2016」のセッションのひとつです。「COMPANY Forum 2016」では坂村氏のほか、人工知能(AI)の世界最高権威者であり発明家のレイ・カーツワイル氏やアップルの元CEOジョン・スカリー氏、元大阪府知事の橋下徹氏などが登壇します。イベントの概要や見どころは、こちらをご覧ください。