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国有企業改革の方向性は、習近平路線と李克強路線が対立している。習近平路線は国有企業の巨大化、李克強路線は国有企業のスリム化(民営化)。私は世界の国有企業の運命をみると、後者でないとうまくいかないと思う。
SPEEDA見ると、クリンカの生産能力で中国建材集团(China National Building Material)がトップ、中国中材集团(China National Materials Group)が3位。中国建材集团は売上の約6割がセメント、約2割がコンクリ。ただ規模は大きいが利益は出ていない。営業利益率は15%前後と高いが、金利負担が営業利益の2/3程度とかなり重い。
「過剰生産能力の解消」という論点は、中国共産党が抱える大きなイシューの一つ。一方で、当該イシューが遅々として進まないのは、淘汰を迫られる企業自身だけでなく、当該企業及び関連企業により都市が成り立っているような地方政府や関連当局が頑なに抵抗する上、共産党自身も失業率の上昇が政権への不満につながるリスクを軽視できない。

一方で、市場原理に基づく企業の優勝劣敗を徹底すれば、劣後企業から大量の失職者が発生しかねない。そのため、共産党は企業の自主的撤退を促す手法として、M&A等を活用する形で、雇用を維持しつつ生産削減にシフトしていってほしいと考えている。国営企業の合併により、トップダウンで供給過剰の業界を再編する試みの成果が注目される。

個人的には、設備の削減だけでなくて、ソフトである人材を供給過剰産業からサービス産業への移行も進めていかないと、共産党の描く成長曲線は維持できないと考える。予算があるうちに倒産による大量失業と雇用訓練をセットにするような構造改革を、全国は無理でも一都市/一企業単位で実験してみれば、、と思うのだが。
もちろんこれだけでは全然足りない。資産額が大きくても単に図体がでかいだけ。国営企業体質が続く限り、根本的な解決には至らない
中国建築材料集団は中国の西北以外の地域でビジネスを展開している。セメントクリンカーの生産能力が2億9900万トン。中国中材集団のセメントクリンカーの生産能力が8,547万トン。合併後、新会社のセメントクリンカーの生産能力が3億8500万トンとなり、全国生産量のの22%をしめる。
凄いですね。
セメントを合併、鉄道も合併させたので、あとは鉄鋼、石油、石炭ですね。石炭はすでに中小潰しが相当進んでいますが。
元々、AIIBを使って海外のインフラ工事を受注し、国内に積み上がった在庫を費消する戦略でしたが、AIIBの債券に買値が付かず、案件の受注も芳しくなく、この目論見も破綻。結果として国内でゾンビ企業に対して手を打っていくしか方法がなくなった、ってことですね。
合併は致し方ないものの、国営セクターの生産性の低さは中国で生活すればすぐにわかるので、民営化など、もっと根本的な解決策を考えるべき。