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どこでも栽培可能!?「農業イノベーション」
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レンズと液体やゲルの組み合わせで、光学特性を変えるというアイディアは結構昔からある。メガネでも「アドレンズ」というイギリスのベンチャーがあり、メガネ脇のダイヤルみたいなので調整するものを発表(①)。レンズは先進国だとメガネ屋が在庫として持っている場合が多いはずで、在庫ゆえに運転資金が求められたり、調整のスキルもいる(なおレンズはEssilorをトップとしてHOYAなどがいる寡占市場)。それを同じもので個人が調節するという形で変えようというもの。
他にも②は2004年の記事だが、Philipsが導電性水溶液と電圧の組み合わせでレンズ形状をダイナミックに変えられるFluidFocusというものを開発している。
http://www.alterna.co.jp/7119
http://news.mynavi.jp/news/2004/03/04/010.html
地味だがまさにイノベーションではないだろうか。焦点距離調整にはある程度の高さが必要だったわけで、それがあのiPhoneのカメラのわずかな出っ張りを生み出していると思われる。そう考えると、おのずとこの技術がハイエンド向けの技術になるだろう、ということは予測がつく。同志社はきっと既にどこかの企業と組んでいるのだろうが、提携先含めて非常に気になる。
超音波をあてて、シリコーン製のゲルの形を変える、とあるが、この辺りの機構の耐久性、落下衝撃性能なども気になるところ。果たして今の機構を置き換えるだけの信頼性はあるのか…などなど。多分これから実証なんだろうけども。

(以下本文より抜粋)
新技術は人の目の水晶体のようにレンズを変形させて焦点距離を調節しピントを合わせる。水晶体に相当するのが透明なシリコーンのゲルで、超音波を当て形を変える。

 超音波を発生させるドーナツ型素子の中心に、厚さ2ミリメートルのゲルを組み込んだレンズを作った。超音波の強さを変えるとレンズから1~2センチメートル離れた位置のピントが0.3秒で合った。さらにゲルを薄くしたりピント合わせの時間を短くしたりすることも可能だ。

 レンズは安価な部品で作れる。カメラの薄型化によってできた空間に他の機能を組み込めば、スマホを小型化できる。

 現在、スマホに搭載するカメラは厚さ4~6ミリメートルが主流で、レンズを前後に動かしてピントを合わせる方式を採用しているという。駆動装置や空間が必要で、性能を保ったままカメラを薄くするのは難しかった。