「結果にコミット」コンセプト誕生秘話

2016/8/21

ノリで始まったダイエット事業

亀山　ライザップの名前で始めた、ダイエットトレーニング事業って、始めてどれぐらいになるんだっけ。

瀬戸　2012年からですから、約4年半です。

亀山　じゃあもうすぐ消えるね（笑）。

瀬戸　人聞きの悪いこと言わないでください（笑）。おかげさまで2016年も伸びています。

亀山　今、売り上げや広告費はどれくらいなの？

瀬戸　売り上げは約200億円、広告費は60億円です。「豆乳クッキーダイエット」のときのほうが69億円で多かったですね。

亀山　そんなもんなんだ。CMのイメージが強いから、もっとお金をかけてると思ったよ。

そもそも、トレーニング事業を始めるきっかけは何だったの。やっぱり会社の買収？

瀬戸　いえ、これが実に偶然でして。あるとき、会社の決起大会があったのですが、私が少しよそ見をしているときに「社長、ひと言お願いします」といきなりコメントを求められました。

コメント

注目のコメント

• 亀山 敬司

  DMM.com 取り仕切り役　会長

  ・2016年08月22日

  夢を語って、そそのかして、おだてて、しごいて、なぐさめて。アフターはキメ顔に風を吹かせたら、いっちょうあがり〜！
  これこそは「言うは易く行うは難し」だね。
• 麻野 耕司

  Knowledge Work 代表取締役CEO

  ・2016年08月21日

  インターネットが普及した社会においては、ダイエットも「どうやって痩せるか？」という情報にはどんどん価値がなくなっていく。逆にダイエットについて「どうやって続けるか？」という支援はどんどん価値が高まる。
  
  これは組織開発や人材開発についても同様のことが言える。「コンサルティングで何を伝えるか？」「研修で何を伝えるか？」には価値がなくなっていき、「現場で伝えたことをどう活かすか？」の価値が高まっていく。
  
  残念ながら、今は現場で結果に繋がる人事コンサルティングや教育研修は非常に少ない。「結果にコミット」は私たちの業界にも求められている。
• 楠木 建

  一橋大学 教授

  ・2016年08月21日

  勉強になった。コンセプト(＝ソフトな強制)が素晴らしい。顧客は強制にカネを払っている。すべてがコンセプトにつながるように手を打っていく戦略も実にイイ。対人サービスはコンセプト勝負。一見成熟した業界でもコンセプト次第で新しい商売をつくることができるという好例。