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NewsPicks編集部

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ソニーはカセットテープの規格を決める時、わざわざ当時のLPが全て入るように40分や45分ではなく、46分という規格を採用しました。
CDの規格は74分ですが、60分や70分でないのは、クラッシックの演奏が一曲丸々入る(ベートベンの第9を基準にしたと言われています)為だったそうです。

昔のソニーはそこまでユーザー目線でモノを作っていたという証でしょうね。

しかしビデオは60分というキリのいい数字でリリースしました(ベータⅠ規格)
これがソニーがユーザー目線を忘れ、技術者の視点でモノを作ろうとした転換点だったと思います。

これでは視聴者が映画を録画しようとしてもβでは収録しきれません。
あるいは60分番組でも、ちょっと野球などで放送時間が変更になっただけで、収まらなくなります。
だからユーザが120分が標準だったVHSに流れたのは当たり前だったのです。

HDDのウォークマンが発売された時、ソニーファンだった私も初期の製品を購入しました。
当時普及していたmp3がそのまま転送できたiPodに対して、ソニーの製品はATRACというDRMでがんじがらめにされたファイルのみ、おまけにソニックステージというとてつもなく使い勝手の悪いアプリの使用を強制される仕様で、強い失望を感じたのを覚えています。

ソニーが敗れたのはコンテンツを持っていなかったからではありません。
モノづくりの会社が、使う人の立場に立ったモノづくりを忘れた時、ソニーはビデオ戦争に敗れ、そして音楽戦争にも敗れたのだと思います。
ソニーには幾つかの失敗がありますが、基本的には「ハードウェアのところだけは閉め、サービスの部分は全部オープン」というアップルの戦略に負けたことは否めません。開発にしても、事業部制を入れたのはいいが、縦割りが強すぎてイノベーションが起こせず、DVD事業部という横串組織を重ねなければならなかったりもしました。出井さんには申し訳ないが、経営の失敗といっていいのではないかと思います。
そうかジョブズがアップルに戻ってきたときにマイクロソフトがかなり投資したんだけど、もう知らない世代の方が多かったりするのだなあ。。あとネットワークウォークマンってネーミングはあまり良くなかったと今でも私は思います。
ビジネススクールで聞いた有名な話として、 iPodが発売された時、ソニーの幹部の1人の方が

「音質はうちの方がまだ上だ。まだ脅威にならない」

と仰っていた、という話があります。AVメーカーとして音や画像の質に強いこだわりを持つソニーならではのエピソードかもしれませんが、その時既に音質対決の構図にはなく、「モノ対システム」になっていたことをあのソニーの幹部すら気付いていなかったことを世に明らかにした事例と映ったようです。
ソニーは、本当に輝いていた。井深さん、盛田さんと働いたことがある人たちとお酒を飲むと、必ず話しているうちに、目を真っ赤にして創業者のことを語りだす。そんな素晴らしい文化があった。そのソニーが、どういう過程で、変質していったのか? 

それを堀江さんの視点からあぶり出していく、このシリーズ記事は注目。
堀江さんに続く起業家たちが、将来の組織と経営を考えるうえで、長く読まれる内容になるのではと期待しています。
私など、ソニーと言えばウォークマン以上に「カセットデンスケ」を思い出す。ソニーはデンスケからウォークマンへは物の進化以上に名前を変えることで実際以上に新しい物と印象付けるのが上手かった。それが失われたのはまさに出井氏の世代が実権を握った頃なのだけれど、まるで他人事のように語られているのがなんとも不思議です。

出井氏のインタビューの多くで共通して感じるのは、ご自身が社長だった時代のことを語るのに、まるで他人事のように聞こえること。

本当にこの人、社長だったのでしょうか?

NewsPicksには是非ストリンガー氏も取材して頂きたいです。
SONYの中のことは正直今も昔もよくわかりませんが、SONYがSONYでなくなったと感じるのは、ワクワクする製品が出てこなくなったことに尽きると思います。この「ワクワクする製品」は誰が言い出しっぺで、誰が実現させたか、を考えると、思い浮かぶのは社長、創業者メンバーです。

iPhone、Google、Facebook、Walkman挙げればキリがないですが、みんな社長です。そして、その人たちはお利口なタイプというよりかは、どこかカッ飛んでるタイプの人。最近思うのはイノベーションを起こすにはお利口ではだめで、社長がお利口だとしたら、うまくやればそれなりの成長はできますが、イノベーションは起きないということ。つまり、カッ飛んだ人がいなくなったか、冷遇された、そしてそういう方が社長に就くことがなくなった、これがSONYから「ワクワクする製品」が出なくなったシンプルな理由だと感じます。

翻って自分がそれをできる人間か、間違いなくカッ飛んではいないので、今のままではイノベーションなど起こせない人材。これからどんなことができるのか、自分として第2ステージに入らないといけないと考えています。
コンテンツメーカーを取り込む動きに関して「歴史は繰り返す」だと思う。ベータ・VHS戦争のあとにコンテンツを強化した。それはハード・サービスを求めてではなくコンテンツを求めてユーザは使う・選ぶから。そしてハードをコントロールするために、コンテンツサイドから主導できるとよいと考えるから。
一方で、コンテンツがあるゆえに、著作権などが他人事でなく自分事となる。それゆえに次の世代で動きが俊敏にとれなくなる。Apple自体はソフトは内製化している部分もあるが、コンテンツには進んでいない。ただNetflixのコンテンツ内製化や中国系企業のスタジオ買収など「歴史は繰り返す」の動きがあると思う。
ビデオでのベータ・VHS戦争の後も、デジカメ用メモリでメモリスティックを提案してやっぱりSDに負けて、動画コーデックでもAVCHDゴリ押ししてるけどMP4が(結局扱いやすいという理由で)ほぼ独占で。

音楽配信についても、ソニーのMoraは当初海外からのダウンロード購入はブロックしてた記憶があります。

なんかソニーって全然反省しないというか、過去の失敗に学ばないというイメージがあるんですけど...。
ハードとかソフトとかいってるから、ダメになったんだろうな。
この連載について
日本のIT史において重要な企業であるソニーとライブドア。そのトップだった出井伸之氏、堀江貴文氏が、1995年、2005年、2015年、そして2025年の未来を語り尽くす。

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