教育格差を埋められるか? 進化するNY公共図書館
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Wi-Fiフリー、3Dプリンターもほぼ完備、さらには電子書籍30万冊をアプリで読むことが出来る、ハイテクなNYの公共図書館の魅力について取材しました。
NY公共図書館の副社長へのインタビューを通して、教育格差やデジタル格差など、現代のアメリカが抱える問題をするために、地域に根付いた図書館だからこそ、住民のニーズに寄り添い、サービスを提供する真摯な姿が見えてきました。
日本でも、オリンピックを迎えるにあたり国民全体の英語力向上は必須なので、図書館で英会話講座ができると嬉しいなと感じました。
小池都知事、ぜひお願いします!NY以外にも、シカゴなどの公共図書館では無料で各種講座が開かれています。その背景の一つに、米国民27歳の84%が大学で学んだ経験を有していますが、内34%しか学士を取得しておらず、社会人になってからもより良い待遇、賃金の職に就こうとする人たちが多いことが挙げられます。
シカゴ公共図書館では、各自が行うオンライン学習について、その学んでいる領域ごと、プログラムごとにグループを作り、学習を継続する際の課題の解決や、プログラムを修了することを支援しています。
また、民間企業との連携も盛んです。
昨年、シカゴ公共図書館では、大手電力・ガス会社であるエクセロン社から250万ドルの助成金を得て、“early learning space”を設置。その中にはSTEM分野の学習も組み込まれています。そして、担当の図書館員は、親と小学校教員を支援することに焦点が当てられています。
図書館のコミュニティにおける教育の場としての役割は、今後もっと増えていくと考えています。NYに住んでいたのはかれこれ10年近くも前ですが、その時も図書館には本当にお世話になりました。中でも、performing arts専門の図書館には本当に入り浸っていました。
ここに書かれているようなことはもちろん、外からどの書架にお目当の本があるかまでネットで簡単に調べられ、コピーもその場で簡単に出来たりするだけでなく、いつも素敵なエキシビションも行っていて、小さな美術館に行くような感じもあるので、行くのが楽しかったんですよね…
利用者がより利用したくなるような積極的な施策がさらに展開されているということでしょう。望む人には与えられる環境、というのは大事なことかと思います。