「顧客の問題解決」というけれど、「顧客」とは誰か
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まさにこれ!「残念ながら、それには方程式のような明確な解はありません。ひたすら考える、そしてアイデアの98パーセントはやってみる、それに尽きるようです。」とにかく試行回数を増やすしかない。そしたらたまに成功事例が生まれるのです
金言ばかり。
見える問題は沢山あるので、そこに目が向きがちですが、イノベーションを起こすには見えないものをどう発見するか、それにどれだけ時間を使えるか、ということを改めて気付かされます。
「一番重要で困難なのは、顧客の問題を発見すること」
「顧客が気づいていない問題を発見することが重要で
あり、これは調査をしても出てきません。
もちろん、顧客自身が気づいていないからです。
このような問題を発見し、解決策を導き出すことが
できれば、イノベーションにつながります。」
そして、そのヒントは、
「方程式のような明確な解はありません。
ひたすら考える、そしてアイデアの98パーセントは
やってみる、それに尽きるようです。」
ということで、思い立ったことを沢山実行して、その先に一握りの小さな成功の種があるんですね。
改めて自分の時間の使い方を見直そうと思いました。イノベーションを生み出さないと、大きくて、楽しい仕事ができないので、月曜日から早速やりましょう!ついつい人は、1つの側面で、顧客を定義したり、気づいている問題を解決しようとする傾向にありますが、
いくつもの可能性を考えることが大切であることを改めて考えさせられる記事ではないでしょうか。
精神科でも同じです。
うつ病で困っている男性方がいて、このうつ状態を治して欲しいと希望してきたりすることはよくあります。
そのうつ状態はある程度は薬でよくなったりもするのですが、
薬だけでよくなってもまた症状が繰り返されることがほとんどです。
それは、うつ状態は、結果でしかないからです。
本人が困っていることは、確かにうつ状態で何もできないことかもしれません。
けれども、そのうつ状態は、夫婦関係や職場の人との対人関係がもとに起きていたりします。
顧客の気づいている問題は、うつ状態で、
気づいていない本質の問題は、夫婦関係や対人関係なわけです。
気づきたくない問題、見ないふりをしたい問題と言ってもいいかもしれません。
夫婦関係を円滑にするコミュニケーションを身につけることや、職場での対人関係でのストレスを減らす方法を身につけることが問題解決につながるわけです。
気づきたくない問題と言ったように、弱い自分を見せたくないという心理があることが、さらに本質の問題であったりすることもあり、
そこの問題解決を自分でできるようにすることもあります。
そして、顧客は、その男性だけはありません。
その妻も困っており、その妻が困っていることを解決してあげることが、男性との関係をよくすることにもなり、妻も顧客と言えます。
対人関係が問題であるので、その男性と関わる人はみな顧客にもなりえるので、
男性の治療に関わる他の病院スタッフもまた顧客になるわけです。
どの業界にも通じる本質の話は、とても学ぶことが多くあります。