【3分読解・関谷英里子】シリコンバレー流、機械翻訳に勝つ英語学習法
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注目のコメント
なんと親切な記事!
「そこで私がお勧めしたいのが、独学でできる上に、ライティング・スキルだけではなく、文法力やリスニング、ひいては英語力全体の底上げにつながる「ディクテーション」です。
ディクテーションとは、英語の音声を聞き取り、それを書き写すこと。
私は学生時代に、趣味として映画のディクテーションをしていました。」
→これは私もお勧めの方法です。付け加えるなら、映画の脚本を照らし合わせて読むのをオススメしたいです。答え合わせにもなりますし、書き写さずとも映画を観ながら読むだけでもいい。一つでもいいからセリフを覚えて、すぐに使ってみるとさらに記憶に定着します。
映画の脚本を探すには、Googleで「タイトル名 script」で検索すれば見つかりますし、IMSDBにもたいがいありますよ〜。
Internet Movie Script Database
http://www.imsdb.com/スピーキング3原則は特に納得。国際会議では時間が経てば経つほど、議論が複雑になり、英語での発言が難しくなるという経験があります。
出来るだけ先、慣れれば1番目でも良いと思います。先の発言だと単純な事実関係の確認などもしやすい。それでも発言をしたことで、他の参加者に印象に残り、他の参加者や発表者から「あなたの発言からこういう着想を得ることが出来た。ありがとう」となり、連絡先を交換して長い付き合いになることも。
私がこれを一番感じたのは、数年前に東京外国語大学アジアアフリカ言語文化研究所(AA研)が主催で行ったイスラームに関する国際会議。私は発表者の1人として、マレーシアのハラール戦略について発表しました。出席者は私以外は専業のアカデミズムの研究者。
ディスカッションに入ってすぐに、東南アジアのイスラーム研究で著名なマーティン・ファン・ブライネッセン博士からポジティブなコメントを頂き、その後の議論が盛り上がったのは、とても嬉しい成功体験でした。
終了後のランチでも、「隣に座ろう」と声をかけられ、いくつもの重要な示唆をして頂きました。私が専業の研究者ではないことにも驚かれ、「日本はユニークな人のアカデミズム参入を認めるんだね。私たちの考えが凝り固まっているのかもしれない」と話されていたことも印象的でした。
もちろん、私の英語は完璧でも何でもありません。この国際研究会でも、アメリカ人の発言を完全には聞き取れず、ヒヤッとする場面もありました。大学では外国語大学に通った言えども専攻はマレーシア語。高校までは、地方の普通の公立高校のカリキュラムで過ごしました。英語を実践的に使うようになったのは外務省に入ってから。外務省に入る人間が最初から英語が流ちょうという訳ではありません(レベルが低すぎる人は、その後向上しない人は大きな問題だけど)。
成功体験があるとその後も自信が持てます。英語で話して欲しい、という依頼があったときは必ず受けるべきです(特に初めてのとき)。大きなブレイクスルーになります。日本人は長いこと英語教育を受けるので、英語力が無いのではなく、使う機会が普段少なく、成功体験に乏しいだけです。準備すれば完全に失敗ということもありません。
この発表の機会を下さったAA研の関係者の方には感謝ですね。アル・ゴア米元副大統領やダライ・ラマ14世、マーク・ザッカーバーグら一流講演家の同時通訳者として著名な関谷英里子氏にご登場いただき、すぐに実践でき、高い効果が見込める英語学習法についてご教授いただきました!
スピーキング3原則、ディクテーションの手法などはいますぐトライしたくなるものばかり。英語は早いのではなく短いという解説も納得です。
「意識」を変えればシリコンバレーの非ネイティブ技術者がみるみるうちに英語を身につけるようになれる? 是非お読みください。