世耕大臣が唱える新卒一括採用の見直しは本当に必要か?
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注目のコメント
山崎元さんの新卒一括採用見直しに関する見解。バッサリ感が素敵です。
「内定の時期が早まると、それ以降に学業に力が入らなくなるケースがあるので、選考をもっと遅くしてほしいという大学筋の声は、大学の授業の側に価値や魅力がないだけの問題であろう。」
そうですよね。。価値があると思えば学費を払っているわけですから当然継続して学ぶでしょうし、そもそも学業を行う目的として「就職するため」をゴールに大学側が置いてしまっているようなもの。
ですので一括採用見直しによって早期からの就職活動が生じることの懸念点として上記の大学側の意見はあまり意味がないと思いますが、その上で以下2点はおさえておきたいです。
①授業や試験期間における就職活動による欠席をどうするか
活動が平日に行われるものも多く、これが授業や試験と重なるのは学生にとって不利益につながるリスクがあります。今年の就活では5,6月に多い教育実習と就職活動が重なるケースも出ています。
②内定辞退等、契約・ガイドラインの整備
最後に山崎さんも指摘されている点ですが、総じて学生の立場は企業より弱いので、内定辞退等のガイドラインを明確にする必要があります。雇用契約書を交わしている段階でない内定であっても、それを辞退するのは学生側にとっては勇気のいること。早期内定が増える場合には、今以上に大きなポイントになると思います。