スライドストーリーで見る、「機械翻訳の歴史」
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注目のコメント
多様な言語が失われている現在、ますます英語が優越化。英語話者には翻訳ニーズが全体としては減っている。特に近年は失われる言語の数は、加速度的に増えている。
一方で、CIAやBND(ドイツ)など世界のインテリジェンス機関は各国語の専門家(言語だけでなく歴史や文化なども含めた地域理解の専門家)をしっかりと育てており、インテリジェンス業務に必要な翻訳のなかでも、キモになる部分については人の手から離れる様子は殆ど無い。
日常的なニュースなどは自動翻訳化の可能性があるとしても、微妙な文脈や、なぜ、このタイミングでこの情報が出されたのか、という点はやはり、その道のプロが判断するしかなさそう。
インテリジェンス業務は公開情報が基本中の基本だが、単なるストレートニュースでも、なぜ、このタイミングなのか、なぜ、この人の口からなのか、という点を考えて行くことで、誰も気が付かない重要なことに気が付くこともある。
ロジスティックス的な部分は機械翻訳を活用しつつ、人間はより高度かつ機微な判断をすること、そしてそのための教養と経験を向上させることに特化することになりそう。
ちょっと気になるのが中国語話者の増加。短期間で英語をしのぐとは思えないけど、中国語で流通する情報は明らかに増えている。香港やシンガポールを見ていても、英語の通じない、通じにくい人が明らかに増えている。中国語情報をどうするかも重要なポイントかと思う。国家を動かすには、現実にあったホラーストーリーによってリスクを認識させて、デマンドを作ることが一番だということがよく分かります。
何れにしても、今回は最後まで完成できれば良いですね。サイバネティクスのウィーナーはここにも絡んでくるのですね。サイバーの語源の割に、オリジナルの知名度が低いと感じていますが、サイバネティクスは、当時としては非常に先見性のあるコンセプトです。
さておき、機械翻訳の歴史がよく分かるまとめでした。
はっきり言って、言葉の持つ微妙なニュアンスについては人間でも分からないことがあるので、そこは気にしなくてもいいんじゃないかという気がしています。国語の問題で、「『その話』は何を指しますか?」みたいなのが問題になるのは、読んでる人にも分かりにくかったりして、こういう訓練をしないといけないからなわけで。
これがいやなら、決して誤解を招かないような文法で文章を書く努力をするべきですね。
「ぶぶ漬けいかがですか?」を「Go home now」と訳せるようになったら、そろそろシンギュラリティを気にした方がいいかもしれません(笑)